有価証券報告書-第78期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/29 10:04
【資料】
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【項目】
124項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


(1) 経営成績の分析
① 売上高
当連結会計年度の売上高は、受注環境が堅調に推移したことから完成工事高が増加し、前連結会計年度と比較して28,351百万円増収(9.0%増)の342,989百万円となった。
② 売上総利益
海外一部地域において、建設プロジェクトの増加により技能労働者が不足するなど工事の進捗に影響が生じたことから採算が悪化したが、国内工事の採算改善や海外建設子会社の好調な業績が寄与し、売上総利益は前連結会計年度と比較して4,806百万円増加(26.8%増)の22,769百万円となった。
③ 販売費及び一般管理費
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、人件費の増加や本社移転による地代家賃の増加により、前連結会計年度と比較して833百万円増加(6.3%増)の14,058百万円となった。
④ 営業利益
上記の結果、当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度と比較して3,972百万円増加(83.8%増)の8,710百万円となった。
⑤ 営業外収支
受取配当金や為替差益の計上等により、営業外収支は1,227百万円の収入超過(前連結会計年度は1,368百万円の収入超過)となった。
なお、金融収支は449百万円の収入超過(前連結会計年度は230百万円の収入超過)となった。
⑥ 経常利益
上記の結果、当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度と比較して3,831百万円増加(62.7%増)の9,938百万円となった。
⑦ 特別損益
特別利益は、投資有価証券売却益1,602百万円の計上等により1,612百万円となり、特別損失は、減損損失及び本社移転費用の計上等により790百万円となった。
⑧ 当期純利益
上記の結果、当連結会計年度の当期純利益は、前連結会計年度と比較して3,634百万円増加(65.1%増)の9,220百万円となった。
(2) 財政状態の分析
① 資産
当連結会計年度末の資産は、現金預金及び未成工事支出金が減少したが、受取手形・完成工事未収入金等の売掛債権の増加、株価上昇に伴う投資有価証券の増加等により、前連結会計年度末と比較して12,070百万円増加(3.2%増)の386,469百万円となった。
② 負債
負債は、未成工事受入金及び借入金の減少により、前連結会計年度末と比較して2,280百万円減少(1.0%減)の236,915百万円となった。
③ 純資産
純資産は、その他有価証券評価差額金や利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末と比較して14,351百万円増加(10.6%増)の149,553百万円となった。この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末と比較して2.5ポイント増加し、38.3%となった。
(3) キャッシュ・フローの状況分析
キャッシュ・フローについては、「第2[事業の状況]1[業績等の概要](2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりである。