有価証券報告書-第65期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/26 13:54
【資料】
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【項目】
141項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)財政状態の分析
当社グループの総資産は、受取手形・完成工事未収入金等や未収入金の増加などにより、前連結会計年度末に比べ64,543百万円増加し、366,169百万円となった。負債については、支払手形・工事未払金等や有利子負債の増加などにより、前連結会計年度末に比べ54,968百万円増加し、289,101百万円となった。純資産については、当期純利益の計上や退職給付に係る調整累計額の増加などにより、前連結会計年度末に比べ9,574百万円増加し、77,068百万円となった。
(2)経営成績の分析
①受注の状況
当連結会計年度の当社グループの建設受注高について、前連結会計年度に比べ、国内土木事業においては大型陸上工事の受注などにより官庁工事が増加し、民間工事も増加したため26.9%の増加、国内建築事業においては民間工事は減少したが、官庁工事が増加したため18.6%の増加、海外建設事業においてはシンガポールや香港における複数の大型工事の受注などにより132.3%の増加となった。
なお、当社単独の建設受注高は、国内土木事業は前事業年度比28.9%の増加、国内建築事業は18.2%の増加、海外建設事業は129.8%の増加となり、全体では60.4%の増加となった。
②売上高の状況
国内及び海外の売上高が増加し、当連結会計年度の売上高は前連結会計年度に比べ11.8%の増加となった。
③営業利益の状況
海外事業が増益となったため、当連結会計年度の営業利益は前連結会計年度に比べ24.2%の増加となった。
④経常利益の状況
為替差損益等が悪化したものの、営業利益の増加や支払利息の減少などにより、当連結会計年度の経常利益は前連結会計年度に比べ24.4%の増加となった。
⑤当期純利益の状況
特別損失が増加したものの、経常利益の増加や法人税等の減少などにより、当連結会計年度の当期純利益は前連結会計年度に比べ64.3%の増加となった。
(3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりである。