四半期報告書-第69期第1四半期(平成27年4月1日-平成27年6月30日)

【提出】
2015/08/07 9:12
【資料】
PDFをみる
【項目】
28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、好調な企業業績や雇用所得環境の改善、堅調な設備投資を背景に総じて景気回復基調が持続しました。
一方、当社グループの中核である建設産業においては、首都圏等の一部を除いた地域で総じて公共投資が前年比マイナスで推移したものの、好調な民間設備投資や住宅投資の回復傾向により民間部門は堅調さを維持しました。
しかしながら、建設需要が旺盛な地域での人手・資機材不足が慢性化し、工期延長などによる原価の高騰が収益を圧迫する事態が続いています。このような経営環境の中、当社グループは、市場の環境変化に鋭敏に対応し、鋭意事業活動を展開してまいりました結果、特に土木部門の大型繰越工事が多かったことから当第1四半期連結累計期間の売上高は、77億96百万円(前年同期比29.9%増)と大幅増となりました。
損益面につきましては、売上高増加に伴い工事利益額も増加したことから売上総利益10億14百万円(前年同期比28.7%増)となり、経常利益は1億91百万円(前年同期は経常損失20百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億26百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失23百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりです。
(建設事業)
建設事業におきましては、順調に工事が進捗したことにより、売上高は69億60百万円(前年同期比35.1%増)となり、セグメント利益は87百万円(前年同期はセグメント損失59百万円)となりました。
なお、建設事業では、契約により工事の完成引渡しが第4四半期連結会計期間に集中しているため、第1四半期連結会計期間から第3四半期連結会計期間における完成工事高に比べ、第4四半期連結会計期間の完成工事高
が著しく多くなるといった季節的変動があります。
(不動産事業)
不動産事業におきましては、販売用不動産の売上減少等により、売上高は2億35百万円(前年同期比9.7%減)となり、セグメント損失は2百万円(前年同期はセグメント損失17百万円)となりました。
(建材製造販売事業)
建材製造販売事業におきましては、販売量の減少により、売上高は1億7百万円(前年同期比9.0%減)となり、セグメント利益は33百万円(前年同期比495.3%増)となりました。
(その他)
その他の事業におきましては、有料老人ホーム運営事業の売上増加等により、売上高は4億93百万円(前年同期比4.9%増)となり、セグメント利益は54百万円(前年同期比54.1%増)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題について重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、1百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。