有価証券報告書-第77期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/30 9:43
【資料】
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【項目】
91項目

業績等の概要

(1) 業績
当事業年度のわが国経済は、大胆な金融緩和や政府による各種経済政策を背景に円安・株高が進行し、デフレ脱却の兆しが見られました。また、大企業を中心に企業収益の改善が進み、個人消費も増加するなど景況感は回復傾向にあります。
建設業界におきましても、引き続き復興・防災関連を中心に政府建設投資が増加したほか、景気回復を背景に民間建設投資も活況を呈しましたが、資材・労務を中心に建設物価が高騰を続けており、収益面では厳しい経営環境が続きました。
こうした経営環境の中で当社は、総合力の向上と安定的な収益基盤の構築を目指して、積極的な営業活動を展開したほか、今後プレー人口の減少が懸念されるゴルフ場事業を運営する連結子会社を譲渡いたしました。これらの結果、受注高が3期連続して大幅に増加したほか、売上高、利益ともに前期実績を大きく上回ることができました。
当事業年度の受注高は、1,021億66百万円(前期比15.9%増)となりました。こうした好調な受注を受けて、売上高も976億64百万円(前期比44.2%増)と大幅な増収となり、営業利益は14億83百万円(前期は1億5百万円)、経常利益は16億1百万円(前期比106.5%増)、当期純利益は21億78百万円(前期比132.3%増)となりました。
セグメント別の業績につきましては以下のとおりであります。
なお、当社は、当事業年度から財務諸表作成会社となったため、前事業年度との比較分析は行っておりません。
また、当社は、当事業年度において、ゴルフ場運営事業を営む連結子会社の㈱坂出カントリークラブの全株式を譲渡したことにより、報告セグメントに含まれない事業セグメントが存在しなくなったため、「その他」のセグメントの業績については記載しておりません。
①建築事業
建築事業の当事業年度のセグメント受注高は700億6百万円となりました。セグメント売上高は665億45百万円となり、セグメント利益は35億2百万円となりました。
②土木事業
土木事業の当事業年度のセグメント受注高は321億59百万円となりました。セグメント売上高は311億19百万円となり、セグメント利益は22億93百万円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における「現金及び現金同等物の期末残高」は、前事業年度末残高から53億15百万円減少し、90億68百万円となりました。なお、平成25年3月期は連結財務諸表を作成しているため、比較分析は行っておりません。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、△102億68百万円となりました。これは、主に売上債権の増加等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、60億85百万円となりました。これは、主に定期預金の払戻による収入等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、△11億32百万円となりました。これは、主に自己株式の取得による支出等によるものであります。