有価証券報告書-第75期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/25 11:33
【資料】
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【項目】
104項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)財政状態の分析
① 資産
当連結会計年度末の資産合計は92億43百万円で、前連結会計年度末と比べて、流動資産が4億67百万円減少し、固定資産が85百万円増加したことにより資産合計では3億82百万円減少いたしました。
流動資産減少の主な内訳は、現金預金が3億24百万円増加する一方、建設事業売上高の減少により受取手形・完成工事未収入金等が7億14百万円減少したものであります。
固定資産増加の主な要因は、投資有価証券が1億13百万円増加したことであります。
② 負債
当連結会計年度末の負債合計は46億74百万円で、前連結会計年度末と比べて、流動負債が6億65百万円減少した結果、負債合計でも7億46百万円減少いたしました。
流動負債減少の主な内訳は、未成工事受入金が97百万円増加する一方、支払手形・工事未払金等で5億67百万円減少し、加えて未払法人税等が2億29百万円減少したことであります。支払手形・工事未払金等の減少要因は資産と同じく、建設事業売上高の減少によるものであります。
③ 純資産
当連結会計年度末の純資産合計は45億68百万円で、前連結会計年度末と比べて、株主資本のうち利益剰余金が3億11百万円、その他有価証券評価差額金が84百万円増加した結果、純資産合計では3億63百万円増加いたしました。
なお、当連結会計年度末の自己資本比率は、前連結会計年度末と比べて純資産合計が増加する一方、資産合計額が減少いたしました結果、前連結会計年度末比5.7ポイント上昇し、49.4%となりました。
(2)経営成績の分析
① 売上高
当連結会計年度の売上高は121億36百万円で、前連結会計年度比2.6%減、金額で3億23百万円の減収となりました。その要因は、運輸事業の売上高は、一部取扱積載物の市場縮小の影響を受け減少し、建設事業においては、期首の繰越工事高は前期比大幅プラスでスタートし、年度内に受注しました工事の施工高も概ね順調に進捗しましたが、前年比としては微減の売上高となりました。
なお、受注高につきましては、前連結会計年度比26.7%増の152億29百万円となりました。
② 営業利益
当連結会計年度の営業利益は、売掛債権の減少に伴う貸倒引当金繰入額の減少により、販売費及び一般管理費が減少し、建設事業の採算改善効果から、前連結会計年度に比べ金額で84百万円増加の6億21百万円となりました。
③ 経常利益
当連結会計年度の経常利益については、営業外収益が15百万円増加したことに加え、営業利益が84百万円増加したため、前連結会計年度に比べ金額で96百万円増加の6億50百万円となりました。
④ 税金等調整前当期純利益及び当期純利益
当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度比18.2%増の6億25百万円となりました。また、当期純利益につきましては、前連結会計年度比16.0%増、金額で53百万円増加の3億85百万円となりました。
⑤ 包括利益
当連結会計年度の包括利益は、その他有価証券評価差額金の増加84百万円により、4億69百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は31億37百万円となり、前連結会計年度末より3億24百万円増加いたしました。詳細につきましては、「1.業績等の概要 (2) キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。