四半期報告書-第49期第1四半期(平成27年2月1日-平成27年4月30日)

【提出】
2015/06/12 15:09
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【項目】
25項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 業績の状況
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、消費税増税後の個人消費の反動減がみられたものの、政府と日銀による経済政策・金融緩和等の効果により、企業業績や雇用情勢に改善が見られ緩やかな回復基調で推移しました。
建設業界におきましては、復興関連事業や防災・減災事業により公共投資を中心として堅調に推移し、民間投資についても回復傾向がみられます。しかしながら依然として、建設資材の価格上昇や建設労働者の慢性的な不足による労務費の増加など、経営環境は厳しい状況であります。
このような状況のなかで当社は、更なる飛躍として、新たに完工高150億円企業を中長期の目標として定めました。今後も新工法の開発や従来工法への付加価値の提案などの挑戦を継続していきます。また今後の事業内容の多様化に対応するため、当事業年度より再生可能エネルギー等事業を事業目的に追加いたしました。その一環として、太陽光発電事業について当事業年度より兼業事業売上高に計上しております。神守研究開発センターではすでに稼働している1号機の太陽光発電設備に加えて、新たに2号機の太陽光発電設備を平成27年5月に設置いたしました。今後は、平成27年2月に設置いたしました三重県菰野町の太陽光発電設備とあわせて、さらなる収益の拡大をはかります。
この結果、当第1四半期累計期間の売上高につきましては、30億60百万円(前年同期比36.4%増)となりました。損益につきましては、営業利益は1億23百万円(前年同期比202.2%増)、経常利益は1億37百万円(前年同期比159.6%増)、四半期純利益は98百万円(前年同期比255.3%増)となりました。
なお、セグメント別の業績は次のとおりであります。
特殊土木工事等事業における当第1四半期累計期間の完成工事高は18億91百万円(前年同期比71.0%増)となり、セグメント利益は74百万円(前年同期比174.4%増)となりました。
住宅関連工事事業における当第1四半期累計期間の完成工事高は11億58百万円(前年同期比1.9%増)となり、セグメント利益は47百万円(前年同期比248.0%増)となりました。
機械製造販売等事業における、当第1四半期累計期間の売上高は0百万円となり、セグメント利益は0百万円となりました。なお、前第1四半期累計期間においては、受注実績および販売実績はなく、売上高およびセグメント利益は発生しておりません。
再生可能エネルギー等事業における、当第1四半期累計期間の売上高は8百万円となり、セグメント利益は1百万円となりました。なお、前事業年度においては、営業外収益のその他にて記載しておりますが、前第1四半期累計期間は、機械及び装置の設置はなく、収益金額は発生しておりません。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第1四半期会計期間末における資産合計は85億9百万円となり、前事業年度末に比べ2億79百万円増加いたしました。その主な要因は、完成工事未収入金が4億47百万円増加したことによります。
(負債)
当第1四半期会計期間末における負債合計は28億46百万円となり、前事業年度末に比べ1億81百万円増加いたしました。その主な要因は、流動負債「その他」に含めている未払消費税等が97百万円増加したことによります。
(純資産)
当第1四半期会計期間末における純資産合計は56億63百万円となり、前事業年度末に比べ98百万円増加いたしました。その主な要因は、利益剰余金が45百万円、その他有価証券評価差額金が52百万円それぞれ増加したことによります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期累計期間の研究開発費の総額は1百万円であります。
(5) 主要な設備
当第1四半期累計期間において、前事業年度末に計画していた重要な設備の新設について完了したものは次のとおりであります。
事業所名
(所在地)
セグメントの名称設備の内容金額
(千円)
完了年月
太陽光発電所
(三重県菰野町)
再生可能エネルギー等
事業
太陽光発電設備185,274平成27年2月

(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。