四半期報告書-第91期第3四半期(平成26年10月1日-平成26年12月31日)

【提出】
2015/02/06 10:15
【資料】
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【項目】
28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、円安基調が定着し、企業業績については業容により斑模様でありますが、内需型産業は円安加速による更なるコスト高と消費税増税後長期化する個人消費低迷により、厳しい環境が続いております。
このような状況下、当社グループは引き続き安全・安心な商品を提供すると共に、製造・販売コストの管理を徹底し、収益の確保に努めてまいりました。
その結果、売上高は10,923百万円(前年同期比1.7%減)、営業利益496百万円(前年同期比20.7%減)、経常利益553百万円(前年同期比17.8%減)、四半期純利益372百万円(前年同期比12.3%減)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①砂糖事業
夏場の天候不順や個人消費の低迷により販売量は減少し、売上高は9,823百万円(前年同期比2.1%減)となりました。営業利益は、製造コストの上昇などもあり、803百万円(前年同期比5.3%減)となりました。
②機能素材事業
販売数量は飲料向けの出荷が低調であったものの酵素処理ルチンや化粧品原料が好調に推移したため前年同期をやや上回り、売上高は814百万円(前年同期比2.8%増)となりました。営業利益は製造コストや原材料調達コストの上昇などに加え、高付加価値品の販売が伸び悩んだことにより、48百万円(前年同期比66.5%減)となりました。
③不動産賃貸事業
賃貸資産の一元管理のもと資産の効率的な運用に努め、売上高は285百万円(前年同期比0.2%減)、営業利益は79百万円(前年同期比0.2%減)となりました。
(2)財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、受取手形及び売掛金の増加があるもののたな卸資産の減少などにより、前連結会計年度末に比べ364百万円減少し13,187百万円となりました。負債合計は、借入金の返済や未払法人税等の減少などにより、前連結会計年度末に比べ647百万円減少し5,250百万円となりました。純資産合計は、四半期純利益による利益剰余金の増加などにより、前連結会計年度末に比べ282百万円増加し7,936百万円となりました。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の56.5%から60.2%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ247百万円減少し217百万円(前連結会計年度末比53.3%減)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、獲得した資金は717百万円(前年同期比66.7%増)となりました。主に売上債権の増加294百万円及び法人税等の支払265百万円があったものの、税金等調整前四半期純利益545百万円の計上及びたな卸資産の減少525百万円などがあったことによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は195百万円(前年同期比22.8%増)となりました。主に貸付金の回収による収入492百万円があったものの、貸付による支出530百万円及び有形固定資産の取得による支出160百万円などがあったことによります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は769百万円(前年同期比157.0%増)となりました。主に短期借入の返済による支出430百万円、長期借入金の返済による支出231百万円及び配当金の支払108百万円があったことによります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題について、重要な変更又は新たに発生したものはありません。
なお、当社では、会社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針については特に定めておりません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、127百万円であります。