有価証券報告書-第72期(平成25年1月1日-平成25年12月31日)

【提出】
2014/03/28 11:22
【資料】
PDFをみる
【項目】
107項目

対処すべき課題

(1)商品開発力の強化
商品本部商品開発部R&D(Research and Development)グループでは、基礎的研究・開発を行い、新たな製造方法や処方による独自の商品を創ってまいります。各本部間の連携を密にし、製・販・管の垣根を越えて全社一丸となって商品開発を行ってまいります。また、社内のみでの活動に留まらず、外部コンサルタントや大学等の研究機関との共同プロジェクトを今後も続け、第一パンブランドの再構築を図ってまいります。
(2)営業力の強化
新しいマーケットの開拓及び強力な販売促進活動により売上の拡大を図ってまいります。その一方で、採算性重視の営業活動に焦点を絞り、粗利益管理を徹底することで質の良い売上の確保を目指してまいります。最少の人員で最大の効果を上げるべく、営業活動により集中して取り組める組織や配置・作業配分を図ってまいります。
(3)販売費及び一般管理費の圧縮
グループの黒字体質の構築を目指し、間接コストの削減にも引き続き全力で取り組みます。人件費につきましては、グループ各社を含め各部門間の人員の流動化を積極的に行い、効率性を追及してまいります。また、販管費の大半を占める物流経費につきましては、他社との共同配送を更に推進すると共にグループ内物流の効率化を図るため、配送システムの見直しを積極的に進め、物流コストの圧縮に努めてまいります。その他の諸経費につきましても積極的に削減を図り、経費率の改善に努めてまいります。
(4)品質及び生産性の向上
本社と工場間の品質管理フィードバックシステムを活用し、商品の品質の安定化に努めてまいります。僅少品・不採算品を思い切ってカットすることにより、生産効率のアップを図ってまいります。また、TPSの改善活動をレベルアップさせ、生産能力の向上とコスト削減に努めて、生産性の向上を進めてまいります。
(5)食品安全衛生対策と品質管理体制の強化
食品製造業の原点であります、食品安全衛生対策と品質管理体制につきましては、AIB(American Institute of Baking)が全米の食品企業に対して実施しているフードセーフティーシステム(Food Safety System)を全てのパン工場に導入し、GMP(Good Manufacturing Practice:適正製造規範)の遵守に努め、常にお客様に安心して食べていただける商品を提供すべく努力してまいります。
(6)新たな企業風土の創造
「チームワークとチームプレイ」と「ルールの確認と徹底!」を当グループの基本方針としております。組織の垣根を越えコミュニケーションを取り、お互いに全社最適を認識し、決められたことは最後まで徹底してやりきることで、黒字の定着を目指してまいります。TPS活動を更にレベルアップさせ、品質・生産性の向上とコストの削減に努め、企業体質の強化と新たな企業風土の創造に努めてまいります。