- #1 サステナビリティに関する考え方及び取組(連結)
- 2024/03/28 15:14
- #2 事業の内容
また、当社は特定上場会社等に該当することにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
<国内ビール・スピリッツ事業>麒麟麦酒㈱(連結子会社)を統括会社として日本におけるビール、発泡酒、新ジャンル、洋酒他酒類製品の製造・販売を行っております。
<国内飲料事業>キリンビバレッジ㈱(連結子会社)を統括会社として日本における清涼飲料の製造・販売を行っております。
2024/03/28 15:14- #3 人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略(連結)
e>
| 人財戦略の重点取り組み
|
| 《取り組み事例》■グループ理念浸透・グループ一体感醸成キリングループが目指すグループ理念・価値観を体現した取り組みを表彰する「キリングループ・アワード」を毎年開催しています。2023年からは、よりグループ一体感の醸成を図るため、従業員を主役とした内容へと位置づけを刷新しました(応募数98件、当日オンライン視聴1,200アクセス)。従業員同士が、表彰案件の事例に共感・共鳴し合う場とすることで、国や地域・事業を越えたグループシナジーの発揮へとつなげていきます。■越境学習を通じた個と組織の多様性越境学習では、『個の自律的なキャリア形成』に加え、『個と組織の多様性』を狙いとしています。自社内の経験や価値観にとどまらず、社外・人とのつながりを通じて新たな視点や価値観が得られ、また、さまざまな価値観をもつ人財を受け入れることで、組織の多様性受容にもつなげています。2019年に「留職プログラム制度」をスタート、2020年には「副業」を解禁し、同時に外部からの副業受け入れも開始しました(グループ内副業件数:174件※)。2021年以降、企業間で相互に副業に取り組む「キャリアオーナーシップとはたらく未来コンソーシアム」に参画。また、2022年8月に設立された「人的資本経営コンソーシアム」にも参画し、経済産業省・金融庁の支援の下、日本企業の持続的価値向上に向けて「人的資本経営」を推進していきます。※2020年7月〜2023年12月 許可数(キリンホールディングス、キリンビール、キリンビバレッジ、メルシャンの4社勤務者) |
| 4.人事の基本理念人財戦略の基盤となるのが「人事の基本理念」です。人財戦略は大きな転換期を迎えていますが、グループ人事の基本理念である「人間性の尊重」は変わりません。人間のもつ無限の可能性を大事にするという考え方は、キリンビールの醸造フィロソフィーである「生への畏敬」にも通じます。無限の可能性をもって、従業員一人一人が新たな価値創造に向かって挑戦し、生き生きと働くことで、仕事を通じて成長し、発展し続ける環境を提供していきます。 |
2024/03/28 15:14- #4 地域に関する情報(IFRS)(連結)
(単位:百万円)
| 前年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日) | 当年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) |
日本 | 1,159,427 | 1,183,300 |
オセアニア | 184,343 | 213,876 |
(注) 売上収益は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
② 非流動資産
2024/03/28 15:14- #5 役員・従業員株式所有制度の内容(連結)
信託契約の概要は、以下のとおりであります。
① | 信託の種類 | 特定単独運用の金銭信託以外の金銭の信託(他益信託) |
③ | 委託者 | 当社 |
④ | 受託者 | 三菱UFJ信託銀行株式会社共同受託者 日本マスタートラスト信託銀行株式会社 |
⑤ | 受益者 | 当社の株式交付規程に従ってポイントの付与を受けた取締役等であって、受益権を取得した者 |
② 本信託制度が当社株式を取得させる予定の株式の総数
1,000,000株(上限)
2024/03/28 15:14- #6 役員報酬(連結)
● 報酬水準
日本を代表するグローバル製造業企業との比較で、基本報酬につき中位、業績目標達成時の総報酬につき中位以上を目安とし、競争力のある報酬水準を確保します。社外取締役の報酬水準についても、当社のガバナンス強化において期待される役割の大きさを考慮し、中位以上となる水準を確保します。
● 業績連動報酬比率
2024/03/28 15:14- #7 提出会社の株式事務の概要(連結)
第6 【提出会社の株式事務の概要】
事業年度 | 1月1日から12月31日まで |
買取・買増手数料 | 無料 |
公告掲載方法 | 電子公告により行います。ただし、事故その他やむを得ない事由によって電子公告による公告をすることができない場合は、日本経済新聞に掲載して行います。公告掲載URLhttps://www.kirinholdings.com/jp/ |
株主に対する特典 | 株主優待制度(1) 対象株主 毎年12月31日現在の株主名簿に記録された1単元以上の株主(2) 優待内容 ① 100~1,000株未満保有株主 1,000円相当の優待品② 1,000株以上保有株主 3,000円相当の優待品上記に加えて、①②共通で当社子会社が運営するECサイト「DRINX(ドリンクス)」で利用できる500円割引クーポンを進呈。 |
(注) 定款の規定により単元未満株式を有する株主は、その有する単元未満株式について、以下の権利以外の権利を行使することができません。
(1) 会社法第189条第2項各号に掲げる権利
2024/03/28 15:14- #8 株式の保有状況(連結)
特定投資株式
銘柄 | 当事業年度 | 前事業年度 | 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 | 当社の株式の保有の有無 |
株式数(株) | 株式数(株) |
貸借対照表計上額(百万円) | 貸借対照表計上額(百万円) |
Nightingale Health Oyj | 2,702,077 | 2,702,077 | 同社サービスの日本での事業展開等の取引関係を維持・強化するために保有しております。個別の定量的、定性的な保有効果についての記載は困難ですが、適宜保有意義についての検証を実施しております。 | 無 |
474 | 386 |
(注) 1 「-」は、当該銘柄を保有していないことを示しております。
2 保有の合理性は、当事業年度末で保有する全ての政策保有株式について、2024年1月29日開催の取締役会で継続保有の適否の検証を行いました。
2024/03/28 15:14- #9 注記事項-その他の金融資産、連結財務諸表(IFRS)(連結)
市場性のない銘柄は、主に日本国内の事業における取引先等への投資により構成されております。日本国内の事業における前年度及び当年度の公正価値の合計額はそれぞれ22,046百万円及び26,338百万円で在ります。
(3) 保有資産の効率化及び有効活用を図るため、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の売却(認識の中止)を行っております。各年度の売却時点での公正価値及び資本でその他の包括利益として認識されていた累積損益は、以下のとおりであります。
2024/03/28 15:14- #10 注記事項-のれん、連結財務諸表(IFRS)(連結)
(1) 帳簿価額の調整表
「のれん」の帳簿価額の増減、取得原価及び減損損失累計額は、以下のとおりであります。
① 帳簿価額
2024/03/28 15:14- #11 注記事項-セグメント情報、連結財務諸表(IFRS)(連結)
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっている事業セグメントを基礎に決定しており、「国内ビール・スピリッツ事業」「国内飲料事業」「オセアニア酒類事業」「医薬事業」の4つを報告セグメントとしております。
「国内ビール・スピリッツ事業」は、麒麟麦酒㈱を統括会社として日本におけるビール、発泡酒、新ジャンル、洋酒他酒類製品の製造・販売を行っております。
「国内飲料事業」は、キリンビバレッジ㈱を統括会社として日本における清涼飲料の製造・販売を行っております。
2024/03/28 15:14- #12 注記事項-企業結合、連結財務諸表(IFRS)(連結)
(単位:百万円)
項目 | 金額 |
当社グループが取得した識別可能な純資産の公正価値 | 94,722 |
取得により生じたのれん | 66,684 |
当連結会計年度末において、発生した
のれんの金額については、企業結合日における識別可能資産及び負債の特定を精査中であり、取得価額の配分が完了していないため、暫定的な会計処理を行っております。また、
のれんは、今後の事業展開によって期待される将来の超過収益力から発生したものであります。
(4) 取得の対価と子会社株式の取得による支出額の関係
2024/03/28 15:14- #13 注記事項-作成の基礎、連結財務諸表(IFRS)(連結)
当社グループの連結財務諸表で認識する金額に重要な影響を与える会計上の判断については以下のとおりであります。
・ 有形固定資産、のれん及び無形資産の減損テストにおける資金生成単位又は資金生成単位グループの決定(注記「9.非金融資産の減損」参照)
また当社グループの連結財務諸表で認識する金額に重要な影響を与える見積り及び仮定は、以下のとおりであります。
2024/03/28 15:14- #14 注記事項-報告企業、連結財務諸表(IFRS)(連結)
1.報告企業
キリンホールディングス㈱(以下、当社)は、日本に所在する株式会社であります。当社の登録されている住所は、ウェブサイト(https://www.kirinholdings.com/)で開示しております。
当社及び子会社(以下、当社グループ)は、酒類、清涼飲料、医薬品の製造・販売等を行っております。
2024/03/28 15:14- #15 注記事項-売却目的で保有する資産、連結財務諸表(IFRS)(連結)
売却目的で保有する資産及び売却目的で保有する資産に直接関連する負債の内訳は、以下のとおりであります。
| | (単位:百万円) |
有形固定資産 | 3,677 | ― |
のれん | 1,726 | ― |
無形資産 | 10,180 | ― |
(前年度)
売却目的で保有する資産及び売却目的で保有する資産に直接関連する負債は、主にミャンマー酒類事業の連結子会社の資産及び負債から構成されております。前年度において株式譲渡の可能性が非常に高くなったことに伴い、売却目的で保有する資産及び売却目的で保有する資産に直接関連する負債に分類しております。
2024/03/28 15:14- #16 注記事項-持分法で会計処理されている投資、連結財務諸表(IFRS)(連結)
SAN MIGUEL BREWERY INC.の要約財務情報と当社グループの持分の帳簿価額との調整表は以下のとおりであります。なお、財政状態計算書項目については9月30日の財務情報、損益計算書及び包括利益計算書項目については、同社の9月30日に終了する報告期間の12ヶ月の財務情報を記載しております。
(単位:百万円) |
資本の当社グループの持分 | 107,188 | 120,797 |
のれん及び連結調整 | 81,784 | 81,855 |
持分の帳簿価額 | 188,972 | 202,652 |
(単位:百万円) |
包括利益合計 | 39,214 | 36,248 |
のれん及び連結調整 | 98 | 71 |
当社グループの持分合計 | 39,312 | 36,319 |
② ㈱ファンケル
㈱ファンケルは、
日本を中心に化粧品・健康食品の研究開発、製造及び販売を行っており、当社グループは同社と経営資源を活用し合うことでシナジーを創出し、事業を育成・拡大していきたいと考えております。
2024/03/28 15:14- #17 注記事項-法人所得税、連結財務諸表(IFRS)(連結)
各年度の法定実効税率と平均実際負担税率との調整は、以下のとおりであります。
(単位:%) |
税効果を計上した関係会社留保利益 | 0.6 | 0.3 |
のれんの減損 | 2.1 | - |
その他 | △1.7 | 1.9 |
2024/03/28 15:14- #18 注記事項-重要な会計方針、連結財務諸表(IFRS)(連結)
被取得企業における識別可能な資産及び負債は取得日(被取得企業に対する支配開始日)の公正価値で測定しております。
のれんは、企業結合で移転された対価、被取得企業の非支配持分の金額、及び取得企業が以前に保有していた被取得企業の資本持分の取得日公正価値の合計が、取得日における識別可能な資産及び負債の正味価額を上回る場合にその超過額として測定しております。企業結合で移転された対価は、当社グループが移転した資産、引き受けた負債及び発行した資本持分の公正価値の合計で計算しております。
当社グループは非支配持分を公正価値もしくは被取得企業の識別可能な純資産に対する非支配持分相当額で測定するかについて、企業結合ごとに選択しております。
2024/03/28 15:14- #19 注記事項-金融商品、連結財務諸表(IFRS)(連結)
① 為替変動リスク管理
当社グループは、グローバルに事業活動を展開しており、機能通貨以外の通貨で実施する取引や、在外営業活動体の財務諸表を日本円に換算し連結する際に、当社グループの資本が為替変動の影響を受けるリスクに晒されております。為替変動リスクを管理するため為替予約や通貨スワップ等を利用しヘッジしております。
当社グループは主に、ミャンマーチャット及び米ドルとユーロの為替リスク(当社グループ各社が各機能通貨で実施する取引に係るものを除く)に晒されております。
2024/03/28 15:14- #20 注記事項-非金融資産の減損、連結財務諸表(IFRS)(連結)
(1) 資金生成単位
当社グループは投資の意思決定単位である各社の事業を資金生成単位としております。なお、のれんについては、内部管理目的でモニタリングする単位をもって資金生成単位又は資金生成単位グループに配分しております。また、遊休資産については個別の物件を資金生成単位とし、本社・厚生施設等については独立したキャッシュ・フローは生み出しませんが、他の資金生成単位から生じるキャッシュ・フローに寄与していることから全社資産としております。
(2) 減損損失
2024/03/28 15:14- #21 略歴、役員の状況(取締役(及び監査役))(連結)
1969年4月 | アーサーアンダーセンアンドカンパニー入社 |
1989年2月 | アンダーセンコンサルティング(現 アクセンチュア㈱)日本代表 |
1995年12月 | 同社代表取締役社長 |
2024/03/28 15:14- #22 研究開発活動
KHK7791(日本製品名:フォゼベル)
・9月に日本において透析中の慢性腎臓病患者における高リン血症の改善を適応症とする製造販売承認を取得しました。
がん領域
2024/03/28 15:14- #23 経営上の重要な契約等
当社の連結子会社である協和キリン㈱(以下「協和キリン」)は、Amgen Inc.(以下「アムジェン」)とヒト型抗OX40モノクローナル抗体KHK4083の自己免疫疾患であるアトピー性皮膚炎等を対象とした共同開発・販売に関する契約を2021年6月1日付で締結し、本契約は米国の独占禁止法に基づく待機期間が終了したことを受けて、2021年7月31日に発効しております。
KHK4083は協和キリンが保有している「完全ヒト抗体作製技術」と抗体依存性細胞傷害活性(ADCC)を高める「POTELLIGENT®技術」を利用したヒト型抗OX40モノクローナル抗体であり、活性化T細胞を選択的に減少させることが確認されています。現在、G7地域で約3,000万人以上が罹患しているアトピー性皮膚炎を対象として、本剤は米国、欧州、日本で開発が進められており、アトピー性皮膚炎の治療薬としてファーストインクラスになりうる開発品です。
ADCC活性を高める協和キリンのPOTELLIGENT技術を利用した抗体医薬品は、現在、がんや喘息などの治療分野で応用されています。このADCC活性を高める協和キリンのPOTELLIGENT技術は、多くの製薬会社にもライセンスされています。
2024/03/28 15:14- #24 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(連結)
LIONは、豪州での主力ビールブランド「XXXX (フォーエックス)」や、新たに豪州とニュージーランドで販売を開始した「キリン 氷結®」等のブランド強化に注力します。また、豪州や北米でクラフトビールの拡大に引き続き取り組みます。
メルシャン㈱は、日本ワイン「シャトー・メルシャン」を中心に取り組み、収益性を強化します。
Coke Northeastは、売り上げ成長を実現させながら、サプライチェーンの生産性を高めるITの活用により、高収益体制を維持していきます。
2024/03/28 15:14- #25 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
①事業全体の状況
当年度末の資産合計は、前年度末に比べ3,273億円増加して2兆8,696億円となりました。有形固定資産、のれん、及び無形資産については、Blackmores Limitedの買収や為替変動の影響等によって、前年度末に比べ2,360億円の増加となりました。また、現金及び現金同等物が前年度末比433億円増加しました。一方、Myanmar Brewery Limitedの売却等により、売却目的で保有する資産が461億円減少しました。
資本は、利益剰余金が647億円増加、その他の資本の構成要素が921億円増加し、前年度末に比べ1,726億円増加して1兆4,258億円となりました。その他の資本の構成要素の増加要因は、主に円安の影響によって在外営業活動体の換算差額が901億円増加した影響です。
2024/03/28 15:14- #26 連結財政状態計算書(IFRS)(連結)
① 【連結財政状態計算書】
(単位:百万円) |
有形固定資産 | 6,9,18 | 560,642 | 592,928 |
のれん | 7,9 | 289,526 | 390,568 |
無形資産 | 8,9,18 | 200,900 | 303,540 |
2024/03/28 15:14- #27 重要な会計方針、財務諸表(連結)
…定額法
なお、自社利用のソフトウエアについては社内における利用可能期間(10年以内)に基づく定額法により、のれんについてはその効果が発現すると見積られる期間(10年)で均等償却しております。
(3) リース資産
2024/03/28 15:14