有価証券報告書-第98期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/26 13:49
【資料】
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【項目】
109項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当社グループの当連結会計年度における経営成績は、東北ユーロイド工業株式会社の連結子会社化をはじめグループの更なる経営基盤の強化を図り、事業環境の変化に対応し、新規顧客の獲得やきめ細かい技術指導等を提供するなど積極的な営業活動を行った結果、前年の販売動向を上回りました。利益面では、生産効率の向上に取り組み、コスト削減活動に努めましたが、在外子会社の低迷等により、営業利益は減少いたしました。今後は、国内経済は消費税増税後の個人消費の減少も底を打ち、経済政策や金融緩和の効果により緩やかな回復基調が続くものと思われます。また、世界経済は、欧州の債務問題や新興国経済の減速が懸念されますが、米国経済の堅調な回復が牽引する形で、概ね堅調に推移するものと思われます。このような環境の中、当社グループは、グローバルに顧客満足の向上を目指し、顧客とともに繁栄するために開発型企業への変革と経営の変革を重要課題として取り組んでまいります。
(2)財政状態の分析
当社グループの当連結会計年度における資産合計は前連結会計年度末と比べ3,044百万円増加し、48,018百万円となりました。これは、連結子会社増加による影響と、主に売上高の増加により現預金及び売上債権が増加したことに加え有価証券が新規購入や時価の上昇等により増加したことによります。
負債合計は前連結会計年度末と比べ1,143百万円増加し、8,623百万円となりました。これは、連結子会社増加による影響と、主に仕入債務の増加及び設備関係の未払金が増加したことによります。
純資産合計は前連結会計年度末と比べ1,900百万円増加し、39,394百万円となりました。これは、主に配当金の支払いがあったものの、当期純利益の計上により利益剰余金が増加したことに加え、その他有価証券評価差額金が有価証券の時価上昇により増加し、為替換算調整勘定が円安により増加したことによります。
なお、自己資本比率は前年同期比1.3ポイント減の79.3%となり、金利上昇の影響を受けにくい健全な財務体質を維持しております。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当社グループのキャッシュ・フローの状況は、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フローの状況」をご覧ください。