有価証券報告書-第66期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/30 9:21
【資料】
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【項目】
115項目

研究開発活動

当連結会計年度の研究開発活動は、お客様に安全で安心な商品を提供することを基本に、おいしさの追求とともに、健康志向の高まりや生活の多様化に対応した商品開発に取り組みました。
当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は6億88百万円であり、主として加工食品事業の研究開発活動に支出したものであります。
(加工食品事業)
ハム・ソーセージ部門
少子高齢化、個食需要に対応する「新鮮個パック」シリーズや「ディナーシェフ」シリーズ、簡便調理の対応では使いきりサイズの「切らずに使える」シリーズを開発しました。また、食シーンを想定した「ワイン倶楽部」シリーズや食べ応えのあるフランクフルトとして「グランツ」シリーズを開発しました。ギフトでは、主力ブランド「王覇」シリーズに昨今の個食化需要に対応するスライスパックの詰め合わせをラインナップに追加しました。
調理加工食品部門
惣菜品目では、厚揚げをおいしく食べるための調理用ソース「厚揚げDELI」シリーズや、ゆで麺をよりおいしく食べるための「麺's style」シリーズ等を開発しました。また、核家族化、単身世帯の増加に向けて、温めるだけで容器に移さず食べられる簡便性の高いトレー入り惣菜類を開発しました。デザート品目では、3層構造の美しい見た目と、味と食感のコントラストが特徴の「フルーツジュレ」シリーズを開発しました。
中央研究所では、美肌効果が期待できる機能性リン脂質(スフィンゴミエリン)が、皮膚の保湿性や弾力性を改善する可能性を見出しました。また、超高齢社会を迎えるにあたり、認知症、特にアルツハイマー型認知症予防として鶏ムネ肉由来の機能性リン脂質(プラズマローゲン)に着目して九州大学と共同研究を実施してまいりました。これらの知見に基づきスフィンゴミエリン含有サプリメント「エピセラサプリ」及びスープ「エピセラスープ」、並びにプラズマローゲン含有食素材「鶏ムネ肉エキス」を開発いたしました。今後も継続して研究を行うとともに、健康食品・健康素材の研究成果の具現化を図ってまいります。
※エピセラとは表皮の(Epidermal)とセラミド(Ceramide)を組み合わせた造語であり、当社の登録商標です。
(食肉事業及びその他)
特記すべき内容はありません。