有価証券報告書-第61期(平成25年10月1日-平成26年9月30日)

【提出】
2014/12/22 9:09
【資料】
PDFをみる
【項目】
75項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 財政状態
① 資産、負債及び純資産の状況
(資産)
流動資産は、前事業年度末に比べて204百万円増加し、9,581百万円となりました。これは主に、現金及び預金が344百万円、売掛金が197百万円それぞれ増加した一方、原材料及び貯蔵品が318百万円、製品が17百万円それぞれ減少したことによるものであります。
固定資産は、前事業年度末に比べて27百万円増加し、2,877百万円となりました。これは主に、投資有価証券が44百万円増加したことによるものであります。
(負債)
流動負債は、前事業年度末に比べて60百万円増加し、2,042百万円となりました。これは主に、電子記録債務が146百万円、未払消費税等が33百万円それぞれ増加した一方、支払手形が88百万円、未払金が32百万円それぞれ減少したことによるものであります。
固定負債は、前事業年度末に比べて46百万円増加し、714百万円となりました。これは主として役員退職慰労引当金が50百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
純資産合計は、前事業年度末に比べて124百万円増加し、9,701百万円となりました。これは主に、利益剰余金が100百万円増加したことによるものであります。
② 資金の状況
当社の資金の状況は、営業活動による現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の増加額が441百万円、投資活動による資金の増加額が1百万円となったものの、財務活動による資金の減少額が102百万円となったことにより、前事業年度末に比べ344百万円増加し、当事業年度末の資金残高は、2,906百万円となりました。
なお、各キャッシュ・フローの増減要因については、第2[事業の状況]1[業績等の概要](2) キャッシュ・フローの状況に記載しております。
(2) 経営成績
① 売上高
当事業年度における売上高は15,630百万円となり、前事業年度と比較して113百万円の増加(前期比0.7%増)となりました。品目別の状況につきましては、第2[事業の状況]1[業績等の概要](1) 業績に記載しております。
② 売上原価及び売上総利益
売上原価は売上高の増加および原料海苔の仕入価格の高騰により、前事業年度と比較して222百万円増加(前期比2.2%増)し、10,157百万円となりました。売上原価率は65.0%(前期比1.0ポイント増)となりました。
この結果、売上総利益は5,472百万円となり、前事業年度と比較して109百万円減少(前期比2.0%減)いたしました。
③ 販売費及び一般管理費及び営業利益
販売費及び一般管理費は5,186百万円となり、前事業年度と比較して24百万円減少(前期比0.5%減)いたしました。
これは主として、広告宣伝費が45百万円増加したものの、販売促進費が26百万円、減価償却費が27百万円、給料及び手当が24百万円減少したことなどによるものであります。
この結果、営業利益は286百万円となり、前事業年度と比較して84百万円の減少(前期比22.8%減)となりました。
④ 営業外損益及び経常利益
営業外収益は前事業年度と比較して2百万円減少(前期比13.5%減)し14百万円となりました。営業外費用は0百万円となりました。
この結果、経常利益は301百万円となり、前事業年度と比較して87百万円の減少(前期比22.5%減)となりました。
⑤ 特別損益及び税引前当期純利益
特別利益は当期に受取保険金148百万円があったことにより、前事業年度と比較して同額増加いたしました。
特別損失は役員退職慰労引当金繰入額46百万円、関係会社出資金評価損43百万円、お別れの会関連費用22百万円などにより、前事業年度と比較して117百万円増加(前期比3,774.6%増)し、120百万円となりました。
この結果、税引前当期純利益は328百万円となり、前事業年度と比較して56百万円の減少(前期比14.7%減)となりました。
⑥ 法人税等及び当期純利益
法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額を合わせた法人税等合計は、役員退職慰労引当金のうち翌期支給予定額に対して繰延税金資産を計上したことにより、前事業年度と比較して52百万円減少し126百万円(前期比29.3%減)となりました。
この結果、当期純利益は202百万円となり、前事業年度と比較して4百万円減少(前期比2.1%減)となりました。