四半期報告書-第64期第1四半期(平成28年10月1日-平成28年12月31日)

【提出】
2017/02/13 9:35
【資料】
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【項目】
24項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、企業業績や雇用・所得環境に改善がみられ、景気は緩やかな回復基調にありましたが、新興国経済の減速や英国のEU離脱、米国の新政権の今後の政策への懸念など、景気の先行きは依然として不透明なまま推移いたしました。
当社グループを取り巻く市場環境といたしましては、主要原材料である原料海苔が収穫量の不安定なことなどにより3年続いて仕入価格が高騰するなど、大変厳しい環境で推移いたしました。
このような状況のもと、当社では原料海苔仕入価格高騰によるコスト増を製品価格の値上げによりカバーするべく販売活動を展開するとともに、販売促進費を中心とした経費削減に注力し、経営効率の向上に努めてまいりました。
その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は4,606百万円(前年同期比3.8%減)となりました。利益面におきましては、営業利益は217百万円(前年同期比44.1%増)、経常利益は223百万円(前年同期比42.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は146百万円(前年同期比51.8%増)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
(食品製造販売事業)
売上高を品目別に分類しますと、家庭用海苔につきましては、一部製品価格の値上げを実施したことなどによる販売数量の減少により、売上高は1,796百万円(前年同期比4.5%減)となりました。進物品につきましては、ギフト市場の不振により、売上高は685百万円(前年同期比4.6%減)となりました。ふりかけ等につきましては、新製品の寄与により、売上高は919百万円(前年同期比5.3%増)となりました。業務用海苔につきましては、既存取引先での販売が減少し売上高は1,195百万円(前年同期比5.3%減)となりました。
以上の結果、食品製造販売事業の売上高は4,603百万円(前年同期比3.8%減)、営業利益は216百万円(前年同期期比44.0%増)となりました。
(不動産賃貸事業)
不動産賃貸事業の売上高は、3百万円(前年同期比36.5%増)となり、営業利益は1百万円(前年同期比69.4%増)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて687百万円増加し、12,841百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べて703百万円増加し、10,111百万円となりました。これは主に、現金及び預金が896百万円、受取手形及び売掛金が673百万円、その他(流動資産)が29百万円それぞれ増加したこと、たな卸資産が878百万円減少したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて16百万円減少し、2,730百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて670百万円増加し、2,599百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が457百万円、未払金が232百万円、その他(流動負債)が47百万円それぞれ増加し、賞与引当金が41百万円、未払法人税等が25百万円それぞれ減少したことによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて69百万円減少し、512百万円となりました。これは主に、役員退職慰労引当金が70百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて86百万円増加し、9,729百万円となりました。これは主に、利益剰余金が70百万円、その他有価証券評価差額金が9百万円それぞれ増加したことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、10百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。