有価証券報告書-第61期(平成25年10月1日-平成26年9月30日)

【提出】
2014/12/22 9:09
【資料】
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【項目】
75項目

研究開発活動

当社は、「消費者的視点に立った製品づくり」という企業理念のもとに、「消費者の健康を考えた製品」の開発を基本方針として、研究開発及び品質管理等の分野において、積極的に課題に取り組んでおります。
当期は、当社の経営資源を活用できる分野であるふりかけ・お茶漬け・海苔市場への積極的な商品展開を考え、市場分析や消費者調査等様々な調査を行うなど、商品化に向けての研究開発活動を進めてまいりました。
当期における新製品としましては、平成26年2月に、消費者の健康志向の高まりを踏まえ、従来品の塩分を20%カットした「しじみわかめスープ 減塩」を発売し、また、主力製品である「緑黄野菜ふりかけ」、「小魚ふりかけ」、「しじみわかめスープ」について、品質の見直しや栄養成分の増強等のリニューアルをいたしました。平成26年3月には、かつおやこんぶをたっぷり配合した「漁師めしの素ふりかけ」を発売し、ご好評を得ております。平成26年8月には、混ぜご飯の素のラインナップ強化として「混ぜごはんの素 釜めし風とり五目」と「混ぜごはんの素 つぶつぶコーン」を発売するとともに、鍋の素市場への参入を図るため、簡単便利な一人用鍋の素として「私の簡単小鍋 寄せ鍋の素」、「私の簡単小鍋 キムチ鍋の素」を発売いたしました。また、家庭用海苔の新製品として、お酒に合う味付けのおつまみタイプの海苔として「あて海苔あさりバター」、「あて海苔ビーフジャーキー」、「あて海苔ブラックペッパー」を発売し、さらに、健康・機能性を考慮した「有明海産希少糖味付のり」、「ユーグレナ卓上味付のりしそ風味」を発売いたしました。
また、研究活動として、海苔が持つ免疫機能を高める効果に着目し、崇城大学(熊本県)と共同で、その効果を科学的に検証しております。平成25年10月に、日本癌学会学術総会でその成果を発表し、その後も継続して、海苔の持つ免疫賦活作用のメカニズム解明を進めており、健康食品としての新たな可能性を探求しております。
なお、当期に支出いたしました研究開発費は41百万円であります。