有価証券報告書-第56期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/23 9:51
【資料】
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【項目】
110項目

研究開発活動

当社グループ食品事業におきましては、経営方針であります「新たな価値の創造」に基づき、多様化、高度化し、広範囲にわたる顧客ニーズに応えるため、環境の変化を敏感に捉え、より本質の価値を追及し、安全で安心してお使いいただける商品、また、モノづくりの根源である「おいしさの追求」を推進してきました。
当社の研究開発機能は、マーケティング本部・商品開発部と研究本部が担っております。商品開発部はマーケティング戦略及び商品戦略に基づき商品開発の高質化・迅速化を図り、競争優位に立てる商品・サービスの開発を行っております。研究本部では家庭用・業務用商品の設計・試作、工業化、新技術の開発、商品・原材料の分析、お客様へのタイムリーな情報提供を行うほか、中長期的な研究開発課題にかかる研究にも取り組んでおります。また、研究本部と開発スタッフは必要に応じてプロジェクトチームを編成し、研究開発活動を遂行しております。
当社では四半期毎及び必要に応じて、マーケティング本部が事務局となるマーケティング戦略委員会を招集し、新商品にかかる計画の提示や進捗報告並びに議論を行ったうえ、全取締役及び関連各本部長によって商品戦略全般に関する最終決定を行っております。
(1)具体的な研究開発活動
(イ)マーケティング・商品開発に関する事項
① マーケティング部と連動した新商品開発及びリニューアル
② 業務用ユーザーとの共同開発を含んだ顧客ニーズに合致した商品の開発
③ 中長期計画に連動した商品開発及び技術開発
④ 社内外への商品情報の迅速且つ正確な提供
⑤ 消費者の嗜好を定量的に把握し、それを商品開発にフィードバックする手法の探求
(ロ)製造技術に関する事項
① 製造部と連携した収益性の改善を考慮した既存技術の改善
② 中長期商品化を目指した健康訴求素材の研究
③ 理化学分析、微生物検査を通じた商品及び原材料の安全性の検証
④ 素材抽出、濃縮技術分野における商品開発及び技術研究
⑤ 製品の安全性と使い勝手を追求した容器・包装材料の開発及び技術研究
⑥ 食品の発酵技術を深堀りした研究とその商品開発
⑦ 基幹商品である「焼肉のたれ」に付与する機能性の研究
(2)当連結会計年度の主な新商品
家庭用商品
肉まわり調味料群 : 焼肉のたれ 大人の粋(醤油味、柑橘味)、焼肉応援団(柚子胡椒風味だれ)、
チューブに入った焼肉のたれ(具たっぷり中辛、具たっぷりねぎ塩味、具たっぷりにんにく醤油味)、スパイシー焼のたれ、タンドリーチキンのたれ
鍋物調味料群 : プチッと鍋(寄せ鍋、キムチ鍋、白湯鍋)、韓国チゲの素 辛くないスンドゥブチゲ風
その他群 : 韓Kitchen(ビビンバの素、チャプチェの素、チヂミの素)
業務用商品
肉まわり調味料群 : 厨房応援団 黒胡椒だれ
スープ群 : e-Basic 味噌ラーメンスープ
その他群 : スンドゥブチゲの素
業務用特注品 : 69アイテム商品化
当連結会計年度の研究開発費の総額は6億86百万円となっています。
なお、当社グループにおけるその他事業につきましては、研究開発活動に該当する内容はありません。