四半期報告書-第39期第2四半期(平成27年7月1日-平成27年9月30日)

【提出】
2015/11/13 15:20
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26項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

第1四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表を作成しておりますので、前年同四半期連結累計期間及び前連結会計年度末との比較分析は行っておりません。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、輸出企業を中心とした企業業績の回復や、雇用・所得環境の改善などが見られるものの、内需の回復は遅く景気回復の実感のないまま推移しました。個人消費については、賃金の上昇が少しずつ見られるようになりましたが、一方、昨年実施された消費税アップの影響や原材料価格の高騰に伴う物価の上昇により、消費マインドは低迷を続けております。
このような状況のなか、当社グループは、期初より顧客拡大の施策として、新規のお客様を紹介していただいた会員様に特典を付ける新たな会員制度を導入し、顧客満足度向上に取り組んでまいりました。また、商品政策として7月に基幹商品「Decorte Lumiès(デコルテ リュミエス)」の追加カラー、8月にふくよかな顧客向け「corps changer(コールシャンジェ)」の追加カラーを投入し売上拡大を目指してきました。しかしながら、新たな会員制度の浸透に時間がかかり、テレビコマーシャルを終了するなど広告宣伝費、販売促進費の経費削減に努めましたが、前期第2四半期に行った営業政策による売上を押し上げた程の効果が現れませんでした。
中国事業については、上海・大連の2店舗におきまして、日本と同様の顧客満足度向上を目指し、市場拡大に努めております。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高60億22百万円、営業損失10億36百万円、経常損失9億85百万円となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純損失は、当社の保有店舗・全社資産において収益性の低下がみられたため、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、特別損失(減損損失26億59百万円)の計上などにより、40億55百万円となりました。
なお、当社グループは体型補整を目的とした婦人下着及びその関連事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)財政状態の状況
(流動資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は27億73百万円となりました。その主な内訳は、現金及び預金14億9百万円、売掛金5億30百万円及びたな卸資産6億45百万円であります。
(固定資産)
当第2四半期連結会計期間末における固定資産は52億39百万円となりました。その主な内訳は、有形固定資産45億52百万円及び投資その他の資産6億77百万円であります。
(流動負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は28億67百万円となりました。その主な内訳は、買掛金10億49百万円、短期借入金6億円及びポイント引当金4億9百万円であります。
(固定負債)
当第2四半期連結会計期間末における固定負債は4億18百万円となりました。その主な内訳は、資産除去債務3億27百万円であります。
(純 資 産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は47億27百万円となりました。その主な内訳は、資本金23億32百万円、資本剰余金21億95百万円、利益剰余金7億11百万円及び自己株式△4億92百万円であります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は14億9百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、減少した資金は13億72百万円となりました。これは主に、非資金項目の損失である減損損失26億59百万円、売上債権の減少5億5百万円等による資金の増加、税金等調整前四半期純損失36億48百万円及び仕入債務の減少8億13百万円等による資金の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、増加した資金は73百万円となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入1億50百万円等による資金の増加、新規出店・移転改装等に伴う有形固定資産の取得による支出及び差入保証金の差入による支出50百万円及び無形固定資産の取得による支出24百万円等による資金の減少によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、増加した資金は5億32百万円となりました。これは主に、短期借入金の純増加6億円による資金の増加及び配当金の支払額60百万円等による資金の減少によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、7百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、収益性の低下及び移転の意思決定により、26億59百万円の減損損失を計上しております。
(7)重要事象等について
当社グループは、「第2 事業の状況 1 事業等のリスク」に記載のとおり、前事業年度において営業損失、当期純損失を計上し、当第2四半期連結累計期間において営業損失、親会社株主に帰属する四半期純損失を計上しております。
当該状況を解消すべく、新たな顧客獲得策として、1.現会員様向け新規顧客紹介特典、2.職域販売として企業毎に従業員様向けセミナー開催(当社商品の魅力を知っていただきご来店につなげる)、3.体型補整を実感していただくための無料モニター制度(3週間での体型補整トライアル)、4.最近来店されていない顧客の再来店促進策としてメールマガジンの活用などを実施するとともに、経費につきましては前期からの削減策を継続し、顧客拡大に向けて社員の活性化を図るための組織・人事制度の見直しを行います。また、期初に立てた社員採用計画を見直し、社員数を計画比減少させることなどにより人件費を期初予想より抑制してまいります。
当社グループとしては、これらの施策を実施することにより、改善を図ってまいります。