有価証券報告書-第80期(平成28年12月1日-平成29年11月30日)

【提出】
2018/02/27 13:39
【資料】
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【項目】
120項目

研究開発活動

当社グループの研究開発は、「より良い住空間の創造に貢献する総合建材メーカー」を基本理念としております。特に以下の4分野においてニーズにマッチした独自の提案型製品の研究開発に取り組んでおります。
1.地球環境に関する分野
・環境にやさしい循環可能な木材資源の有効利用
・リサイクル可能な素材の開発
2.様々なライフスタイルに対応した安全・快適に関する分野
・高齢者,障害者,児童が安全に暮らせるユニバーサルデザイン製品の開発
・スペースの有効活用により様々な場面に提案可能な生活支援プラスα製品の開発
3.防災に関する分野
・住宅の耐久性向上に対応する製品の開発
・地震発生時の安全な避難、防災品の備えに関する製品の開発
4.リフォームに関する分野
・国土交通省の長期優良住宅化リフォーム推進事業に合わせたリフォーム用製品の開発
当連結会計年度において、平成27年5月から稼働・生産開始した自社合板工場で生産される国産ヒノキ合板を活用した製品のラインナップ拡充として、高密度MDF+国産材合板の複合基材の表面にビノイエシリーズに対応した化粧シート7柄をラインナップした普及グレードフロア「Jネクシオ」(V溝センター1本溝)を市場投入しました。
ビノイエシリーズではリビングとダイニング等の間仕切りや、収納部の扉として開発された「スライディングスクリーン」について、リフォーム、リノベーション市場での拡販に向けコストダウンを実施しました。また、建具類については天井高納めに対応するため高さ2,400mmまでの特注対応を開始しました。
ユニバーサルディレクト(UD)商品においては、施設向け商品として、来客対応のためのカウンター付き受付用窓として「施設受付窓・カウンター」を発売しました。また、不燃面材引戸を拡販するためスチール製枠よりも安価な木製枠を設定しました。
お好みのインテリアデザインを提供する「アートクチュールシリーズ」では、建具およびフロアにヴィンテージ風インテリアに最適な「オールドシダー柄:チョコレート色」を追加設定、従来採用のデザインよりもシンプルな印象の「フラットデザイン」を発売、さらなる対応インテリアの拡大を実施しました。また、質感豊かな集成材のオーダーメイドカウンターにアートクチュール対応色を設定しました。
これら新製品の発売により使う人のさまざまな場面での快適な住まいづくりを目指した製品の充実を進めています。
なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は、170百万円であります。