有価証券報告書-第86期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/29 15:01
【資料】
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【項目】
116項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善などにより緩やかな回復基調が見られましたが、中国の経済成長の減速や急激な原油安に加え、年初からの急速な円高・株安基調による企業業績への影響など、先行き不透明な状況が続いております。
このような状況の中、当社グループにおきましては、「包装を通じて社会に奉仕します」の社是に則り、当社グループ一体でお客様の環境に則した事業活動を推進するとともに、「優秀な製品」「確実な納品」「適正な価格」の造り込みを進めてまいりました。
その結果、売上高は16,548百万円(対前期比1.3%減)、営業利益は502百万円(対前期比9.3%増)、経常利益は441百万円(対前期比25.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は286百万円(対前期比108.0%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
① 日本
当社および国内連結子会社においては、企業収益や雇用・所得環境の改善などにより緩やかな回復基調が見られた中、お客様の環境に則した事業活動を継続し、品質の向上とともに、生産の効率化とコストの削減に努めてまいりました。その結果、売上高は12,730百万円(対前期比1.6%増)と前連結会計年度より204百万円の増加となり、セグメント利益は542百万円(対前期比36.2%増)となりました。
② 中国
当社グループにおいては、中国の経済成長が減速する中、販売単価の下落など厳しい受注状況下において、社会ニーズに合致した技術による受注獲得活動に努め、人件費をはじめとしたコストの上昇を吸収することに努めてまいりました。その結果、セグメント間の売上高を含め売上高は4,802百万円(対前期比6.3%減)と前連結会計年度より322百万円の減少となり、セグメント利益は133百万円(対前期比48.7%減)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローの増加等により前連結会計年度に比べ83百万円(対前期比9.7%増)増加し、当連結会計年度末残高は940百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動による資金の増加は、884百万円となりました。これは、税金等調整前当期純利益479百万円、減価償却費572百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動による資金の減少は、6百万円となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出255百万円、補助金の受取233百万円を行ったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動による資金の減少は、782百万円となりました。これは、長短借入金の減少によるものであります。