有価証券報告書-第56期(平成27年1月1日-平成27年12月31日)

【提出】
2016/03/31 9:10
【資料】
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【項目】
124項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般的に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。
(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度における当社グループをとりまく経営環境は、海外におきまして、中国、ASEAN諸国のマクロ経済の鈍化や、新興国通貨安に伴う原材料価格の上昇などがありました。その一方で、パーソナルケア関連商品は地域の特性に合わせた積極的な提案を実施した結果、継続的に成長いたしました。
国内におきまして、一部で弱さが見られるものの緩やかな景気回復基調にあるなか、高付加価値商品の継続的な提案と、訪日外国人によるインバウンド需要を積極的に取り込んだ結果、販売は順調に推移いたしました。
このような経営環境のなか、当社グループは、“世界中の全ての人々のために、快適と感動と喜びを与えるような、世界初・世界No.1の商品とサービスを提供しつづけます”というビジョンに基づき、第9次中期経営計画(平成26年4月~平成28年12月)の達成に向けて売上と収益の拡大に取り組んでまいりました。
この結果、当連結会計年度の売上高は738,707百万円、営業利益は79,934百万円、経常利益は71,380百万円、当期純利益は40,511百万円となりました。
(3) 経営成績に重要な影響を与える要因について
「4.事業等のリスク」を参照下さい。
(4) 戦略的現状と見通し
当社グループをとりまく経営環境は、当社が事業展開しているアジア各国においては、更なる市場成長が継続するものと想定しております。国内においては、経済施策の効果により景気回復が期待されますが、消費税増税後の消費マインド低迷が続いている等の影響もあり、不透明な状況が継続するものと想定しております。
海外では、各国のニーズを捉えた商品の提供と、積極的な販売活動を通じて、市場を上回るスピードで成長し、活性化を図ってまいります。
国内では、パーソナルケアにおいて、消費者ニーズを捉えた高付加価値商品を提供し、市場の活性化をリードし続けてまいります。
ペットケアにおいては、国内ペット飼育の4大潮流「室内飼育化」「小型犬化」「高齢化」「肥満化」を捉えた商品の開発と市場の活性化に努め、ペット飼育需要の高まりに応えてまいります。
(5) キャッシュ・フローの状況の分析
「1.業績等の概要、(2)キャッシュ・フローの状況」を参照下さい。
(6) 経営の問題認識と今後の方針について
「3.対処すべき課題」を参照下さい。