有価証券報告書-第69期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/21 11:04
【資料】
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【項目】
159項目

退職給付関係

(退職給付関係)
1 採用している退職給付制度の概要
当社及び一部の国内連結子会社は、確定給付型の制度として企業年金基金制度及び退職一時金制度を、確定拠出型の制度として確定拠出年金制度、特定退職金共済制度(特退共)及び中小企業共済制度(中退共)を設けております。
当社は、1981年2月より従来の退職金制度の一部(25%相当額)について厚生年金基金制度を採用していましたが、2004年12月から企業年金基金制度へ移行しています。その後、順次関係会社との連合設定方式による制度へも移行いたしました。また、当社及び一部の国内連結子会社は、2016年10月1日に退職一時金制度の一部について確定拠出年金制度へ移行いたしました。
2019年3月末現在、当社及び連結子会社全体で、企業年金基金は5社、退職一時金制度は12社、確定拠出年金制度は8社が採用しております。
なお、一部の連結子会社が有する退職一時金制度は、簡便法により退職給付に係る負債及び退職給付費用を計算しております。
2 確定給付制度
(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く。)
(百万円)
前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
退職給付債務の期首残高5,1225,666
勤務費用271300
利息費用1923
数理計算上の差異の発生額518
退職給付の支払額△370△328
企業結合の影響による増減額571-
退職給付債務の期末残高5,6665,671

(2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く。)
(百万円)
前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
年金資産の期首残高3,4323,645
期待運用収益8591
数理計算上の差異の発生額78△27
事業主からの拠出額232180
退職給付の支払額△183△123
年金資産の期末残高3,6453,765

(3) 簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表
(百万円)
前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
退職給付に係る負債の期首残高1,1841,186
退職給付費用7778
退職給付の支払額△75△99
退職給付に係る負債の期末残高1,1861,164


(4) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表
(百万円)
前連結会計年度
(2018年3月31日)
当連結会計年度
(2019年3月31日)
積立型制度の退職給付債務3,3723,445
年金資産△3,645△3,765
△272△319
非積立型制度の退職給付債務3,4803,390
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額3,2073,070
退職給付に係る負債3,4803,390
退職給付に係る資産△272△319
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額3,2073,070

(注)簡便法を適用した制度を含みます。
(5) 退職給付費用及びその内訳項目の金額
(百万円)
前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
勤務費用271300
利息費用1923
期待運用収益△85△91
数理計算上の差異の費用処理額10671
簡便法で計算した退職給付費用7778
確定給付制度に係る退職給付費用389383

(6) 退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
(百万円)
前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
数理計算上の差異13234
合計13234

(7) 退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
(百万円)
前連結会計年度
(2018年3月31日)
当連結会計年度
(2019年3月31日)
未認識数理計算上の差異231196
合計231196


(8) 年金資産に関する事項
①年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。
前連結会計年度
(2018年3月31日)
当連結会計年度
(2019年3月31日)
国内債券16.7%17.9%
国内株式21.8%20.1%
外国債券9.4%10.6%
外国株式21.8%22.5%
一般勘定11.2%11.6%
その他19.1%17.3%
合計100.0%100.0%

②長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産から現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。
(9) 数理計算上の計算基礎に関する事項
当連結会計年度末における主要な数理計算上の計算基礎
前連結会計年度
(自 2017年4月1日
至 2018年3月31日)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
割引率主として0.3%主として0.3%
長期期待運用収益率2.5%2.5%
予想昇給率主として2.2%主として2.0%

3 確定拠出制度
当社及び連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度77百万円、当連結会計年度86百万円であります。
4 その他の事項
退職一時金制度から確定拠出年金制度への一部移行に伴う確定拠出年金制度への資産移換額は1,200百万円であり、4年間で移換する予定です。なお、当連結会計年度末時点の未移換額262百万円は、未払金に計上しております。