有価証券報告書-第7期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/25 13:43
【資料】
PDFをみる
【項目】
127項目

研究開発活動

当社グループ(当社及び連結子会社)の研究開発活動は、原材料の開発、製品開発と生産工程に関わる技術開発に重点をおいて行っております。また、4つの技術力(NaSFA(①ナノテクノロジー(FIBLIC(リチウムイオン二次電池向けセパレータ)の開発、超薄型吸収シートの開発など)、②偽造防止技術、③技術融合、④新規加工技術(増設するコーターヘッドの活用など)))による新商品の開発、新規事業分野への進出に取り組んでおります。
現在の研究開発は当社の総合開発センター先端素材開発本部及び研究開発本部において推進されております。研究開発スタッフは、グループ全員で42名にのぼり、これは総従業員の約3%に相当します。
当連結会計年度における各セグメント別の研究の目的、主要課題、研究成果は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は856百万円でありますが、セグメント別の研究開発費につきましては、特定のセグメントに区分することが困難なため、記載しておりません。
(1)産業素材事業
産業素材事業では、ライナー、中芯、クラフト紙の品質改善とコストダウンに注力しております。原材料・処方・設備などの全ての面で見直しを行っております。
(2)特殊素材事業
特殊素材事業では、海外事業展開に向けた商品開発に力を入れております。国内事業においては、主力商品のファンシーペーパー、高級印刷用紙、圧着ハガキ用紙において、商品開発に力を注いでおります。今期は、技術融合ファンシーD’CRAFT5柄、タントセレクト3柄、かぐや、高級印刷用紙ベィビーフェイスを上市いたしました。
(3)生活商品事業
生活商品事業では、ペーパータオル、トイレットペーパーの家庭紙を中心に新規古紙原料の開発を進め、環境対応型製品の開発に注力しております。
(4) 知的財産について
期間中に出願した特許等の知財の件数は38件(特許25件、意匠10件、商標3件)、登録された特許等の知財の件数は21件(特許13件、意匠5件、商標3件)となりました。