有価証券報告書-第100期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/26 13:53
【資料】
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【項目】
111項目

資産除去債務関係

(資産除去債務関係)
資産除去債務のうち連結貸借対照表に計上していないもの
当社は、黒崎工場において当社の親会社である三菱化学株式会社と「土地及び建物の賃貸借に関する契約」を締結
しており、当社所有の化学プラント設備によりアンモニア系事業及び合成石英事業の製品を製造しております。当社
は、当該賃貸借契約に基づき、契約終了時における原状回復義務を有しています。
黒崎工場のアンモニア系事業については、三菱化学株式会社が行っていたものを当社に統合・集約して事業の強
化・発展に注力していくことを目的として平成16年12月に同社より譲り受けたものであり、また、合成石英事業も同
様に、無機化学品事業の競争力の強化・発展の一環として平成17年4月に同社より譲り受けたものであります。この
ような経緯から当社は総合化学メーカーである同社グループの無機化学品事業の中核を担ってきております。したが
って、当該事業の継続及び撤退の判断については当社の意思決定に加えて同社グループの総合的な判断も考慮して行
われることから、資産除去債務の履行時期及び履行時期の範囲と蓋然性を予測することは困難であります。
また、除去費用については、当該賃貸借契約に基づき、契約終了時に当該事業の継続及び撤退の判断の経緯を踏ま
えて三菱化学株式会社と協議の上原状回復義務を履行することとなるため、当社の負担する除去費用の金額及びその
発生確率を見積ることも困難であります。
このようなことから、当該資産除去債務については決算日現在入手可能な全ての証拠を勘案し最善の見積りを行っ
ても履行時期の予測及び除去費用の負担額の見積りが困難であり、資産除去債務を合理的に見積ることができないた
め計上しておりません。