四半期報告書-第82期第2四半期(平成27年7月1日-平成27年9月30日)

【提出】
2015/11/09 15:10
【資料】
PDFをみる
【項目】
29項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、中国経済をはじめとした海外景気の減速懸念等により世界経済の先行きは不透明な状況が続いているものの、雇用情勢や所得環境の改善もみられ景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。
このような状況下、当第2四半期連結累計期間の売上高は158億25百万円と前年同四半期に比べ12億21百万円(7.2%)の減収となりましたが、営業利益は6億74百万円と前年同四半期に比べ54百万円(8.7%)の増益、経常利益は7億46百万円と前年同四半期に比べ52百万円(7.5%)の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億50百万円と前年同四半期に比べ70百万円(18.5%)の増益となりました。
セグメント別業績の概要は次のとおりであります。
ガス関連事業
ガス関連事業におきましては、水素は石英加工向けに需要が増加いたしましたが、溶解アセチレンは公共工事向けに、酸素は造船・鉄鋼向けの需要が減少し、液化石油ガス及び石油類は輸入価格の下落の影響を受け売上高は減少いたしました。
以上の結果、当部門の売上高は86億35百万円と前年同四半期に比べ9億70百万円(10.1%)減少いたしましたが、営業利益は前年同四半期に実施した多賀城工場の大規模定期修理がなかったこと等により、8億61百万円と前年同四半期に比べ1億97百万円(29.7%)の増加となりました。
器具器材関連事業
器具器材関連事業におきましては、生活関連器具は需要が増加いたしましたが、溶接切断器具の需要が減少したことにより売上高は減少いたしました。
以上の結果、当部門の売上高は51億41百万円と前年同四半期に比べ3百万円(0.1%)減少、営業利益は58百万円と前年同四半期に比べ15百万円(20.8%)の減少となりました。
その他事業
その他事業におきましては、自動車関連産業への設備投資需要は増加いたしましたが、機械等の受注が減少したこと等により売上高は減少いたしました。
以上の結果、当部門の売上高は20億48百万円と前年同四半期に比べ2億47百万円(10.8%)減少、営業利益は1億 31百万円と前年同四半期に比べ98百万円(42.7%)の減少となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、272億95百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億26百万円減少いたしました。この主な要因は、建物及び構築物が増加(5億53百万円)、機械装置及び運搬具が増加(3億45百万円)いたしましたが、受取手形及び売掛金が減少(12億65百万円)、電子記録債権が減少(1億8百万円)したことによるものであります。
負債は、150億60百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億16百万円減少いたしました。この主な要因は、支払手形及び買掛金が減少(5億26百万円)したことによるものであります。
純資産は、122億35百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億89百万円増加いたしました。この主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が増加(3億11百万円)したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、42億33百万円となり、前連結会計年度末より3億41百万円(7.5%)減少いたしました。
なお、当第2四半期連結累計期間に係る各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動の結果得られた資金は、10億60百万円となりました。たな卸資産の増加等により前年同四半期に比べ5億28百万円(33.3%)減少しております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動の結果使用した資金は、11億63百万円となりました。有形固定資産の取得による支出が増加したこと等により前年同四半期に比べ8億15百万円(234.4%)増加しております。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動の結果使用した資金は、2億38百万円となりました。借入金の返済額の減少等により、前年同四半期に比べ8億83百万円(78.8%)減少しております。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は35百万円であります。
(6) 生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、その他事業の生産実績が著しく変動いたしました。
その事情及び内容等については、「(1) 経営成績の分析」をご覧ください。