有価証券報告書-第66期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/27 12:48
【資料】
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【項目】
118項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 経営成績の分析
① 売上高
当連結会計年度の売上高は、700億20百万円(前期比118.8%)となりました。ハウスウエア合成樹脂製品分野につきましては、フィッツプラスシリーズを始めとする大型収納ケース等の新製品やカラー企画製品を中心に、売上高が引き続き好調に推移しました。
この結果、ハウスウエア合成樹脂製品分野の売上高は160億99百万円(前期比110.0%)となりました。
工業品合成樹脂製品分野につきましては、海外子会社において電機電子を中心に受注が伸び、売上高が増加しました。
この結果、工業品合成樹脂製品分野の売上高は529億24百万円(前期比121.7%)となりました。
また、その他の売上高は、異素材を用いた家庭日用品等の新商品の売上増加等により9億97百万円(前期比119.6%)となりました。
② 営業利益
当連結会計年度の営業利益は、26億15百万円(前期比97.3%)となりました。売上総利益は、112億13百万円で売上総利益率が16.0%となり、前連結会計年度の17.4%から低下しました。これは、原材料価格が上昇したこと等によります。販売費及び一般管理費は85億98百万円で売上高比率は12.3%となり、前連結会計年度の12.9%から低下しました。
この結果、営業利益の売上高比率は3.7%となり、前連結会計年度の4.6%から低下しました。
③ 営業外損益及び経常利益
当連結会計年度の営業外損益は、16億15百万円の利益となりました。これは、売上割引78百万円等の営業外費用がありましたが、円安進行による為替差益9億67百万円、有価証券売却益3億20百万円、受取利息1億67百万円、受取配当金1億39百万円等の営業外収益があったことによります。
この結果、当連結会計年度の経常利益は、42億31百万円(前期比111.5%)となりました。
④ 特別損益
当連結会計年度の特別損益は、1億53百万円の損失となりました。これは、新白河工場の設備投資に係る福島県からの補助金収入6億75百万円等の特別利益がありましたが、この補助金に係る固定資産圧縮損6億66百万円、事業整理損53百万円等の特別損失があったことによります。
⑤ 当期純利益
以上の結果、当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は40億77百万円となり、当期純利益は33億69百万円(前期比175.3%)となりました。
(2) 財政状態の分析
① 資産の状況
流動資産合計は、前連結会計年度末に比べて8.8%、金額で39億27百万円増加し、485億5百万円となりました。これは、主として受取手形及び売掛金が20億24百万円、現金及び預金が9億82百万円、未収入金等の増加によりその他流動資産が5億19百万円、それぞれ増加したこと等によります。
固定資産合計は、前連結会計年度末に比べて17.8%、金額で53億4百万円増加し、350億43百万円となりました。これは、主として機械装置及び運搬具(純額)が14億92百万円、建設仮勘定が12億36百万円、建物及び構築物(純額)が10億24百万円、それぞれ増加したこと等によります。
この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて12.4%、金額で92億32百万円増加し、835億48百万円となりました。
② 負債の状況
流動負債合計は、前連結会計年度末に比べて14.6%、金額で15億90百万円増加し、124億73百万円となりました。これは、主として支払手形及び買掛金が16億12百万円増加したこと等によります。
固定負債合計は、前連結会計年度末に比べて14.1%、金額で1億11百万円増加し、8億97百万円となりました。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて14.6%、金額で17億1百万円増加し、133億70百万円となりました。
③ 純資産の状況
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて12.0%、金額で75億31百万円増加し、701億78百万円となりました。これは、主として当期純利益等により利益剰余金が25億56百万円、円安の進行により為替換算調整勘定が34億82百万円、株価の上昇によりその他有価証券評価差額金が13億40百万円、それぞれ増加したこと等によります。
④ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローにつきましては、第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フローの状況に記載のとおりであります。