のれん - ヘルスケア
- 【期間】
- 通期
連結
- 2013年3月31日
- 53億600万
- 2014年3月31日 -11.89%
- 46億7500万
- 2015年3月31日 -74.48%
- 11億9300万
- 2016年3月31日 -91.79%
- 9800万
- 2017年3月31日 -50%
- 4900万
- 2018年3月31日 +999.99%
- 8億7600万
- 2019年3月31日 -29.79%
- 6億1500万
- 2020年3月31日 -42.44%
- 3億5400万
- 2021年3月31日 -43.79%
- 1億9900万
- 2022年3月31日 -77.89%
- 4400万
- 2023年3月31日 +999.99%
- 5億3400万
有報情報
- #1 コーポレート・ガバナンスの概要(連結)
- イ)事業ポートフォリオに関する議論2023/06/21 14:10
2022年度の取締役会において、帝人グループの目指すべき姿である長期ビジョンの具体化を図るとともに、既存事業の立ち位置を明確にした上で、事業ポートフォリオに関する議論をしました。その中で「Strategic Focus」分野を中心に大幅な戦略の見直しが必要であることを確認、これまでの「Strategic Focus」や「Profitable Growth」の区分は一旦廃止し、2023年度は複合成形材料事業、アラミド事業、ヘルスケア事業の3事業の構造改革に注力することとしました。引き続き、2024年度に公表予定の新中期経営計画に向けて、新しい成長戦略を含む事業ポートフォリオに関する議論を継続していくことを確認しています。
ウ)親子上場の合理性に関する議論 - #2 サステナビリティに関する考え方及び取組(連結)
- 1) 気候変動の緩和と適応2023/06/21 14:10
「気候変動の緩和」では、高機能・高付加価値材料によるモビリティの軽量化や高耐久化を中心としたソリューションを提供します。「気候変動への適応」では、高機能素材によるインフラ補強材や、ヘルスケアやIT等の技術やサービスを通し、自然災害発生時の被害低減と迅速な復旧に役立つソリューションの提供に取り組みます。また、事業活動に伴う地球環境への負荷低減として、脱石炭火力を図るとともに、省エネ・再エネ化の推進やプロセスイノベーションなどの技術革新にも取り組みます。
2) サーキュラーエコノミーの実現 - #3 セグメント情報等、連結財務諸表(連結)
- 【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】2023/06/21 14:10
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) - #4 主要な販売費及び一般管理費(連結)
- ※2 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりです。2023/06/21 14:10
前連結会計年度(自 2021年4月 1日至 2022年3月31日) 当連結会計年度(自 2022年4月 1日至 2023年3月31日) 減価償却費 25,113 〃 25,523 〃 のれん償却費 4,638 〃 3,849 〃 研究開発費 33,341 〃 31,935 〃 - #5 事業の内容
- 各セグメントにおける、主要な事業内容ならびに主な会社は次のとおりであり、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のセグメントと一致しています。2023/06/21 14:10
以上に述べた「事業の内容」を概要図で示すと次のとおりです。セグメント 事業内容 構成会社 複合成形材料事業複合成形材料の製造・販売 当社Teijin Automotive Technologies NA Holdings Corp.Teijin Automotive Technologies (Tangshan) Co., Ltd.等 子会社27社 ヘルスケア 医薬品及び医療機器の製造・販売、在宅医療サービス、その他ヘルスケア関連製品の製造・販売 当社帝人ファーマ(株)帝人ヘルスケア(株)等 子会社13社、関連会社4社 繊維・製品 繊維製品等の製造・販売、ポリエステル繊維及び織物の製造・販売等 帝人フロンティア(株)南通帝人有限公司Teijin Polyester (Thailand) LimitedJ.H. Ziegler GmbH等 子会社42社、関連会社7社
(注)連結対象会社は、連結子会社98社と持分法適用会社が65社です。 - #6 会社の支配に関する基本方針(連結)
- a. 利益向上に向けた取り組み2023/06/21 14:10
帝人グループは、2023年2月に『帝人グループ 収益性改善に向けた改革』を公表しました。この中で、長期ビジョンである「未来の社会を支える会社」を更に具体的に、「地球環境を守る会社」、「より支えを必要とする患者、家族、地域社会の課題を解決する会社」として、取り組んでいくことを明らかにしています。また、2023年度は、複合成形材料事業、アラミド事業、ヘルスケア事業の課題3事業の収益性改善を含む、全社での構造改革を断行してまいります。取り組みの詳細につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照下さい。
b. 「コーポレート・ガバナンスの強化」による企業価値向上への取り組み - #7 会計方針に関する事項(連結)
- 当社及び連結子会社は、定期的にCFO(最高財務責任者)及び当社財務部に対して、ヘッジ取引の実績報告を行っています。2023/06/21 14:10
(8)のれんの償却方法及び償却期間
のれんは、原則として5年間から20年間の効果が及ぶ期間で均等償却しています。 - #8 報告セグメントの変更に関する事項(連結)
- なお、当連結会計年度より、帝人ナカシマメディカル(株)及び帝人メディカルテクノロジー(株)を中心に展開している埋込型医療機器事業については、全社的・長期的視点で育成・強化を図る新規事業と位置づけ、「ヘルスケア」セグメントから「その他」セグメントへ変更しています。前連結会計年度のセグメント情報は、変更後のセグメントの区分に基づき作成したものを開示しています。2023/06/21 14:10
- #9 報告セグメントの概要(連結)
- 帝人グループは、製品の種類、性質、サービス別に事業領域を定め、各事業領域では取り扱う製品、サービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しています。2023/06/21 14:10
したがって、帝人グループは事業領域を基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成されており、「マテリアル」、「ヘルスケア」、「繊維・製品」、「IT」の4つを報告セグメントとしています。
「マテリアル」はアラミド繊維、ポリカーボネート樹脂、炭素繊維、複合成形材料等の製造・販売等を行っており、「ヘルスケア」は医薬品・医療機器等の製造・販売及び在宅医療サービス等を行っています。また、「繊維・製品」はポリエステル繊維、繊維製品等の製造・販売等を行っており、「IT」は情報システムの運用・開発・メンテナンス及び電子コミック配信サービス等を行っています。 - #10 従業員の状況(連結)
- (1) 連結会社の状況2023/06/21 14:10
(注)1 従業員数は就業人員です。2023年3月31日現在 マテリアル 11,048 (759) ヘルスケア 3,155 (599) 繊維・製品 5,576 (346)
2 従業員数欄の( )は、臨時従業員の年間平均雇用人員を外数で記載しているものです。 - #11 株式の保有状況(連結)
- (当事業年度において株式数が増加した銘柄)2023/06/21 14:10
(当事業年度において株式数が減少した銘柄)銘柄数(銘柄) 株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円) 株式数の増加の理由 非上場株式 1 1 新規資本参加することで、ヘルスケア事業領域における在宅医療分野での業務提携の推進を図り、当社の中長期的な企業価値向上に貢献すると判断したため。 非上場株式以外の株式 1 1,012 投資先からの現物配当により新たに取得したため。
- #12 減損損失に関する注記(連結)
- 当連結会計年度において、帝人グループは主に以下の資産について減損損失16,879百万円を計上しました。2023/06/21 14:10
帝人グループは、継続的に損益を把握している事業部門を単位として資産のグルーピングを行っています。また、事業の用に供していない遊休資産等については個別に取り扱っています。場所 用途 種類 減損損失(百万円) 米国 マテリアル事業 のれん等 15,396 その他 - - 1,482
米国マテリアル事業の資産には、Teijin Automotive Technologies NA Holdings Corp.(以下、TAT)ののれんが含まれています。当連結会計年度において、原材料価格高騰の継続、一部工場での設備故障及び労働需給ひっ迫による労働力不足に伴う生産性の悪化を受けて、計画対比で営業損益が悪化しており、減損の兆候が認められることから、当連結会計年度においてのれんの減損テストを実施しました。この結果、TATの公正価値がその帳簿価額を下回ったため、のれんの未償却残高全額である15,276百万円を減損損失として計上しました。 - #13 略歴、役員の状況(取締役(及び監査役))(連結)
- 2023/06/21 14:10
1990年 3月 当社入社 2017年 4月 同 帝人グループ執行役員ヘルスケア事業統轄補佐 2019年 4月 同 同 ヘルスケア新事業部門長 2021年 4月 同 帝人グループ常務執行役員ヘルスケア事業統轄兼 ヘルスケア新事業部門長 2021年 6月 同 取締役常務執行役員 - #14 知的財産活動(連結)
- [図中の各点は特許を表し、各点間の距離は技術の類似性により決まる。テキストマイニング技術によって技術的に近い特許は集合を形成する。]2023/06/21 14:10
2014年からの対比において、2022年のマテリアルStrategic Focus領域では、軽量化技術として環境分野に寄与し得る自動車向け複合成形材料や航空機向け炭素繊維を中心に特許ポートフォリオが充実化(緑囲み)。ヘルスケアのStrategic Focus領域では、人工関節分野や吸収性インプラント関連の特許が充実化するとともに、再生医療分野への参入により当該分野の特許が加わっている(赤囲み)。一方、フィルム事業の2019年度の事業譲渡によりフィルム関連特許は大きく減少している。
図2 特許価値(Patent Asset Index™)のSF/PG割合 - #15 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(連結)
- 事業別の経営環境及び対処すべき課題は以下のとおりです。2023/06/21 14:10
経営体制としては、外部環境変化にレジリエントに対応する為に、2023年度より以下の対応を行い、経営判断・実行を迅速化します。経営環境 対処すべき課題 アラミド ・生産能力増強を実施も、天然ガス価格高騰によるコストアップ、労働力確保難や生産不調、停電や火災の発生による生産量未達により、収益性が大幅悪化 ・生産性改善、天然ガス価格高騰対策、増産/増販の重要施策に資源配分し、2023年度で将来の収益性回復に目途を付ける(営業利益改善目標+70億円)・サステナビリティでの差別化、販売数量増によりトップシェアの地位を強化 ヘルスケア ・医薬品は、将来の収益に資する製品パイプラインが不足・在宅医療は、HOT・CPAPの国内トップシェアを維持する一方、新規製品・サービスの創出は未達 ・国内トップシェアの在宅医療機器事業で培ってきた事業基盤を希少疾患・難病領域等の医薬品に活用・必要な機能別リソースをゼロベースで見直し、2023年度に抜本的な固定費削減の実行に目途を付ける(2025年度固定費削減目標 50億円) 樹脂 ・主に中国市場における需要減退により販売量減 ・高付加価値シフト、環境戦略推進により収益力向上を進める
- #16 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
- 2)財政状態2023/06/21 14:10
当期末の総資産は、前期末に比べて349億円増加し、12,424億円となりました。流動資産は、現金及び預金や売掛債権、棚卸資産、その他流動資産等の増減により、前期末に比べて413億円増加しました。固定資産は、償却を上回る設備投資により有形固定資産が323億円増加した一方で、主にTeijin Automotive Technologies NA Holdings Corp.への出資に伴い計上したのれんを全額減損したことによりのれんが159億円減少したことや、主に武田薬品工業(株)からの2型糖尿病治療剤の販売権の償却により販売権が149億円減少しており、前期末に比べて65億円減少しました。
負債は、前期末に比べて486億円増加し、7,913億円となりました。主に資金需要の増加により有利子負債が443億円増加しました。 - #17 重要な会計上の見積り、連結財務諸表(連結)
- 上記主要な仮定に変動が生じた場合は、翌連結会計年度の連結財務諸表において、当該資産の帳簿価額が回収されないと判断され、減損損失が生じる可能性があります。2023/06/21 14:10
2.(株)ジャパン・ティッシュエンジニアリングに関するのれんを含む無形資産の評価
(1) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額