有価証券報告書-第102期(平成27年1月1日-平成27年12月31日)

【提出】
2016/03/28 15:09
【資料】
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【項目】
123項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、決算日における財政状態、経営成績に影響を与えるような見積り・予測を必要としており、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り・予測をしておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積り・予測と異なる場合があります。
(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ65億9千6百万円(16.5%)増加し、465億2千6百万円となりました。
国内販売は、化粧品事業が大きく伸長したこと等により、前連結会計年度と比較して28億1千7百万円(15.3%)増加の212億5千3百万円となりました。海外販売は、台湾、中国、韓国等の東南アジアにおいて化学品事業が好調に推移したこと等により、前連結会計年度に比べ37億7千8百万円(17.6%)増加し、252億7千3百万円となりました。
なお、セグメントの概況につきましては「第2 事業の概況」をご参照ください。
営業利益は、化学品事業事業において、将来の成長に向けた増員や新規事業への投資を積極的に行い、また、化粧品事業において、需要急増に対する一時的な費用の発生や長期成長に向けた増員等があったことから、前連結会計年度に比べ5億円(17.5%)減少し、23億6千4百万円となりました。
経常利益は、前連結会計年度に比べ6億3千万円(20.5%)減益の24億4千2百万円となりました。営業外損益は、受取利息や持分法投資利益等の計上等により、7千8百万円の収益超過となっております。
税金等調整前当期純利益は、特別利益に固定資産売却益5千2百万円や投資有価証券売却益7千8百万円等を計上したものの、経常利益が減少したことに加え、特別損失に固定資産除売却損1億3千3百万円や減損損失3億6千4百万円等を計上したこと等から、前連結会計年度に比べ1億3千7百万円(6.0%)減益の21億6千9百万円となりました。
これらの結果、当期純利益は、前連結会計年度に比べ2億9千4百万円(20.4%)減少し、11億5千1百万円となりました。
(3) 当連結会計年度の財政状態の分析
当連結会計年度における資産合計は、前連結会計年度末に比べ70億1千1百万円増加し、490億6千7百万円となりました。流動資産は、現金及び預金の増加、売上債権の増加、たな卸資産の増加等により、前連結会計年度末に比べ38億8千2百万円増加し、269億3千3百万円となりました。固定資産は、有形固定資産が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ31億2千8百万円増加し、221億3千3百万円となりました。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ84億4千万円増加し、285億5千2百万円となりました。流動負債は、仕入債務の増加、短期借入金の増加等により、前連結会計年度末に比べ106億1百万円増加し、243億8千8百万円となりました。固定負債は、長期借入金の減少等により前連結会計年度末に比べ21億6千1百万円減少し、41億6千3百万円となりました。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ14億2千8百万円減少し、205億1千5百万円となりました。これは主に利益剰余金の増加、自己株式の増加、為替換算調整勘定の減少、少数株主持分の減少等によるものです。
以上の結果、自己資本比率は8.8ポイント下降し、36.4%となりました。
尚、当連結会計年度において、江守エンジニアリング株式会社及び大智化学産業株式会社を子会社化したことにより、個別財務諸表単純合算の総資産は49億2千3百万円、負債は45億2千8百万円、純資産は3億9千5百万それぞれ増加しております。
(4) 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析
「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。