有価証券報告書-第52期(平成25年6月1日-平成26年5月31日)

【提出】
2014/08/27 13:27
【資料】
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【項目】
105項目

研究開発活動

当連結会計年度における製品の研究・開発体制は、次のとおりであります。
0102010_001.png当連結会計年度における研究開発費は、総額2億7928万8千円となっております。主な研究開発成果は次のとおりであります。
(1)衣料用洗浄剤類
フードビジネス業界においてはダスターやユニフォームなどを自前で洗濯する店舗も多くあるため、それらに対応する製品を開発いたしました。
ニイタカ液体洗たく洗剤N
家庭用洗濯機で使用する洗剤です。液体なので、粉の溶け残りによる洗いムラなどの心配もなく、きれいに洗い上げます。蛍光増白剤は配合していませんので、テーブルを拭くダスターなどにも安心してお使いいただけます。
(2)濃縮タイプ手洗い石けん液
衛生管理の基本は手洗いであります。調理に携わる方の衛生管理に貢献できる医薬部外品の手洗い石けん液を濃縮化することによって配送時のCO2を低減でき、また、お客様での保管スペースを節減できる製品を開発いたしました。
医薬部外品は申請してから承認を得るまでかなりの期間を要するため、将来の製品統合を視野に入れた開発と申請を行い、承認を得ました。今後、子会社である株式会社ユーホーニイタカの製品も含めた製品の統廃合により、ニイタカグループとしての合理化を進めてまいります。
(3)自動食器洗浄機用洗浄剤
ジャストパックPLWT
食品加工工場では番重と呼ばれるプラスチック製のコンテナが多用されており、コンテナ専用洗浄機が普及しつつあります。食品に係る容器ですので、衛生について一際高い要望があり、それに応える製品を開発いたしました。塩素化合物の配合により、洗浄機そのものの衛生状態を保ちます。また、タンパク質等の汚れによって洗浄液が発泡するなどの問題は、新たに開発した低泡性の界面活性剤の効果により泡立ちを抑えることで解消されます。
(4)固形燃料の燃焼時間多様化
カエン クイックエース
当連結会計年度はフードビジネス業界において一人鍋の流行があり、主に牛丼チェーン店向けに、ご要望に応じた燃焼時間を実現するためにサイズを調整した固形燃料を展開いたしました。各チェーンでメニューが異なり、調理・保温のための燃焼時間や必要火力が異なるため、ご要望に応える形で各種サイズの固形燃料を開発いたしました。