有価証券報告書-第101期(平成26年12月1日-平成27年11月30日)

【提出】
2016/02/24 11:16
【資料】
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【項目】
103項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度における事業環境は、年度前半は概ね緩やかながら回復基調で推移いたしましたが、年度後半には中国経済の減速が顕著となったことに加え、ウクライナやシリア問題も影響し、北米を除き世界経済全般にわたり停滞感が強まりました。この影響を受け、わが国経済も年度後半には設備投資が減少するなど通年でみると前年横ばいの経済成長となりました。
このような状況の下、当社グループにおきましては前連結会計年度に引続き新規需要開拓、事業採算の良化など業績の拡大改善に注力いたしました。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高6,438百万円(前年対比98.1%)となり、前年の建設機械排ガス規制強化前の駆け込み特需売上消滅見合いをカバー出来ず若干の減少となりましたが、利益面においては一部原料コストの低減に加え経費削減や円安による採算改善もあり経常利益は331百万円(前年対比116.0%)となりました。また、当期純利益に関しましては、減損損失6百万円を特別損失に計上し245百万円(前年対比62.4%)となりました。
なお、当社グループは、塗料の製造・販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローは、営業活動により69百万円の減少、投資活動により92百万円の減少及び財務活動により85百万円の減少となりました。その結果、現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ246百万円減少し974百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の減少は69百万円(前連結会計年度は589百万円の増加)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益325百万円、法人税等の支払162百万円及び仕入債務の減少462百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は92百万円(前連結会計年度は147百万円の減少)となりました。これは主に生産設備の増強・維持更新のための有形固定資産の取得による支出110百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は85百万円(前連結会計年度は118百万円の減少)となりました。これは主に長期借入れによる収入600百万円、長期借入金の返済による支出408百万円及び短期借入金の純減額240百万円等によるものであります。