有価証券報告書-第95期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/26 13:56
【資料】
PDFをみる
【項目】
113項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度の業績は、売上高429億7百万円(前連結会計年度比8.6%増)、営業利益14億2千5百万円(前連結会計年度比99.1%増)、経常利益17億2千2百万円(前連結会計年度比67.0%増)、当期純利益11億9千3百万円(前連結会計年度比140.9%増)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
①医薬品事業
当期間の売上高は、389億2千4百万円(前連結会計年度比9.3%増)、セグメント利益は33億2千7百万円(前連結会計年度比35.0%増)となりました。昨年9月の経皮吸収型鎮痛消炎剤セルタッチの販売終了およびセオリアファーマ株式会社との物流業務終了に伴う売上減に加え、前立腺肥大症・癌治療剤プロスタールや経口避妊剤アンジュ等の落ち込みがありましたが、同年9月に他社に先行して発売したオーソライズド・ジェネリックカンデサルタン、LH-RH誘導体マイクロカプセル型徐放性製剤リュープロレリンが売上増加に大きく貢献したほか、甲状腺ホルモン剤チラーヂンや緊急避妊剤ノルレボ、プロトンポンプ阻害剤ラベプラゾール等が堅調に推移しました。
②その他
その他事業として動物用医薬品、検査、医療機器、食品等を展開しております。動物用医薬品が主要な分野であり、主にアミノ酸等飼料添加物の売上が増加したことにより、売上高は39億8千2百万円(前連結会計年度比2.0%増)、セグメント利益は1億8百万円(前連結会計年度比50.3%減)となりました。
生産面におきましては、製品の安定供給と品質確保を最重点とし、適正在庫の維持や出荷体制の強化等に努め、計画した水準を達成することができました。また、いわき工場の製剤ラインを増設し、新製品の生産開始に向けて生産能力の増強を図りました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ32億
5千5百万円増加し、95億7千4百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は、57億1千万円(前年同期は26億1千6百万円の増加)となりました。これは棚卸資産の増加等がありましたが、仕入債務の増加および現金の支出を伴わない減価償却費の計上によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果減少した資金は、18億9千7百万円(前年同期は23億1百万円の減少)となりました。これは主に固定資産の取得および有価証券の取得によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果減少した資金は、5億5千7百万円(前年同期は5億7千4百万円の減少)となりました。これは主に長期借入金の返済および配当金の支払いによるものであります。