有価証券報告書-第73期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/27 11:44
【資料】
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【項目】
109項目

研究開発活動

当社グループは、医療用医薬品分野におきまして、眼科用剤を中心に、世界の医療ニーズに応えるべく、オキュラーサイエンス研究所、研究開発本部、並びに製品戦略室が中心となって、幅広く積極的な医薬品の開発に取り組んでおります。
「オキュラーサイエンス研究所」は最先端の技術と情報を駆使して眼疾患の原因となる分子を同定し、効率的に治療薬を創製する3つの研究室(米国オレゴン研究室、創薬基盤グループ、創薬設計グループ)で構成されております。
「研究開発本部」は、新製品の承認申請等に必要な非臨床試験を実施する新薬研究室、前臨床研究室(薬理グループ、薬物動態グループ、製剤グループ、分析グループ)および安全性研究室、臨床試験等を実施するレギュラトリーサイエンス部、臨床開発部、育薬企画部、臨床研究推進室で構成されております。
また、事業性を十分に考慮した製品開発を効率的に行うべく、経営戦略本部内に「製品戦略室」を新設し、製品ポートフォリオマネジメントに基づく研究開発戦略の全体最適化を図っております。
眼科用剤におきましては、平成21年および平成24年に緑内障・高眼圧症治療剤「ルミガン点眼液0.03%」および「アイファガン点眼液0.1%」を発売し、緑内障・高眼圧症の患者さまに対する新たな治療の選択肢を提供してまいりました。
今後も、網膜疾患治療剤(インテグリン・ペプチド治療薬)などの治療効果に優れた製品の開発が進行中であり、順次上市を目指して開発を進めております。
さらに、アジア諸国におきましても、平成25年6月に春季カタル治療剤 「タリムス点眼液0.1%」が中国において輸入販売承認されたことをはじめ、各国にて複数の製開発を進めております。
なお、当連結会計期間の研究開発費の総額は42億52百万円であり、セグメント別に示すと以下のとおりであります。
[①製薬事業]
製薬事業に係る研究開発費は42億52百万円であります。
[②その他事業]
その他事業に係る研究開発費は発生しておりません。