半期報告書-第69期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2017/12/26 13:43
【資料】
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【項目】
84項目

業績等の概要

(1) 業績
当中間連結会計期間におけるわが国の経済は、緩やかに回復しており、雇用環境の改善に伴う消費の拡大や生産性向上投資を牽引役として、内需の伸びが持続し輸出も緩やかな増加が続くことが見込まれます。また、海外に目を向けると、中国の景気は緩やかに減速しつつも比較的底堅く、アジア全域でも景気は概ね上向きで推移しております。
化粧品業界におきましては、経済産業省の生産動態統計によりますと、4月から9月までの化粧品出荷個数は前年比4.5%増、化粧品出荷金額も前年比6.7%増と個数・金額ともに伸張しております。
このような市場環境のもと、当社グループ(当社及び連結子会社)は、ものづくり力の強化、並びに事業の構造改革を推し進めるため、積極投資を行い販売数量の継続伸張に注力してまいりました。
以上の結果、当社グループの業績は次のとおりとなりました。
当中間連結会計期間における売上高は、117億30百万円(前中間連結会計期間比9.0%増)となりました。営業利益は、6億17百万円(前中間連結会計期間比600.2%増)、経常利益は6億59百万円(前中間連結会計期間比427.9%増)となりました。また、親会社株主に帰属する中間純利益は4億32百万円(前中間連結会計期間比1,037.5%増)となりました。
セグメントの業績
① 化粧品事業
化粧品事業におきましては、国内では主に訪問販売市場、一般化粧品市場、通信販売市場での市場展開及びOEM事業の展開も行っております。
訪問販売市場での事業展開につきましては、「お客様の絶対数を増やす」をテーマに「新規のお客様づくり」を行うとともに、「継続愛用者づくり」に引き続き注力いたしました。
「新規のお客様づくり」では、販売員の方々の特性に合わせた営業体制を強化し、増客を促進するための施策を行いました。まず、当社店舗である「ビューティスタジオ デ・アイム」への来店を促進するために、500円で透明感、ツヤ感、ハリ感をアップさせる超音波エステを提供いたしました。また、数々のスポーツイベントに協賛し、販売員の方々が来場者にハンドエステを提供できる専用ブースを設置し、知名度を上げることにより、店舗への来店につながるよう努めました。
「継続愛用者づくり」では、定期的にご愛用者へ製品をお届けする「ふきとり定期便」を引き続き行い、お客様に肌がキレイになったと実感していただき、愛用者になっていただけるよう努めました。
製品面では、8月にリニューアルした高価格帯のスキンケア化粧品「マジェスタ」が広く受け入れられました。
OEMでの事業展開におきましては、主要取引先に絞り込み、当社のものづくりのノウハウを生かした製品の提供を行い、売上数量の伸張を目指してまいりました。
また、一般化粧品市場での事業展開につきましては、大手チェーンドラッグストアとの関係強化を図り、売上シェアの拡大を目指してまいりました。ナショナルブランド製品では、「ネイチャーコンク」と「パラソーラ」の売上が前期に引き続き好調に推移いたしました。プライベートブランド製品では、「ブランホワイト」シリーズのふき取り用化粧水を中心としたラインナップが、平成29年2月の発売以来、引き続き市場に受け入れられております。
海外におきましては、タイ・ベトナム・インドネシアを中心としたASEAN市場及び中国や台湾・香港市場に注力し、各国の代理店との関係強化を図りました。特に、中国では越境EC向けの日やけ止め「パラソーラ UVカットスプレー」の売上が好調に推移いたしました。
これらの結果、売上高は99億19百万円(前中間連結会計期間比10.8%増)、営業利益は9億39百万円(前中間連結会計期間比90.2%増)となりました。
② その他の事業
その他の事業におきましては、健康食品、ボディメイク(補整下着)、機能性食品、浄水器、衣料品及び雑貨、美容機器等を販売しております。
当中間連結会計期間では、「美と健康習慣」を提供するボディメイク事業が好調に推移したため、売上高は18億10百万円(前中間連結会計期間比0.3%増)、営業利益は28百万円(前中間連結会計期間は55百万円の営業損失)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間のキャッシュ・フローについては、現金及び現金同等物(以下「資金」という。)が前連結会計年度末に比べ1億42百万円増加し、当中間連結会計期間末には3億82百万円(前中間連結会計期間末に比べ245.1%の増加)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は7億55百万円(前中間連結会計期間は73百万円の支出)となりました。これは、たな卸資産の増加2億13百万円、売上債権の増加1億31百万円等により資金が減少したものの、税金等調整前中間純利益6億51百万円、減価償却費2億67百万円、仕入債務の増加1億26百万円等により資金が増加したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用された資金は3億37百万円(前中間連結会計期間は3億33百万円の支出)となりました。これは、固定資産の取得による支出3億37百万円等により資金が減少したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用された資金は2億75百万円(前中間連結会計期間は2億19百万円の収入)となりました。これは、自己株式の取得による支出1億87百万円、配当金の支払額58百万円、長期借入金の返済による支出21百万円等により資金が減少したことによるものです。