有価証券報告書-第48期(平成25年9月1日-平成26年8月31日)

【提出】
2014/11/28 9:10
【資料】
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【項目】
98項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府や日銀の金融緩和策により輸出産業を中心として企業業績が回復しま
した。反面、原材料価格やエネルギー価格の高騰、また消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動の長期化や海外景
気の下振れ懸念等、不透明な状況が続いております。
当社グループを取り巻く環境は、電動工具業界におきましては、欧州やアジア等の堅調な経済に支えられ販売が順
調に推移しました。一方、自動車業界におきましては、国内では消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動の長期化
の影響はありますが、為替が円安となったことから輸出が増加し、その結果生産も増加しました。
この結果、当連結会計年度の売上高は68億12百万円(前期比0.8%減)となりました。一方、経常利益は40百万円
(同78.5%減)、タイ工場の減損損失の計上により当期純損失は7億39百万円(前期は当期純利益1億円)となりま
した。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(イ)日本
国内は、電動工具向け製品及び自動車向け製品の受注が減少し、売上高は31億37百万円(前期比3.5%
減)、営業損失は20百万円(前期は営業損失6百万円)となりました。
(ロ)中国
中国は、円安による為替換算の影響により、売上高は37億29百万円(同0.2%増)となりましたが、材料費
や人件費の増加により、営業利益は64百万円(同67.0%減)となりました。
(ハ)タイ
タイは、受注が増加し売上高は80百万円(同187.6%増)となりましたが、工場建物及び機械装置等の償却
負担により、営業損失は1億22百万円(前期は営業損失91百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度比1億22百万円減少し、3億10百万円の資金を獲得しました。また、投資活動によるキャッシュ・フローは、3億円の資金を使用しましたが、前連結会計年度比4億74百万円支出が減少しました。財務活動によるキャッシュ・フローは、26百万円の資金を使用しましたが、前連結会計年度比28百万円支出が減少しました。
これにより、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ8百万円増加して10億63百万円となりました。