(退職給付関係)
1 採用している退職給付制度の概要
当社は、確定給付型の制度としての確定給付企業年金及び確定拠出年金制度を併用しております。
また、一部の連結子会社は確定給付型の制度としての退職一時金制度及び確定拠出年金制度を採用しております。
一部の連結子会社が有する確定給付型の退職一時金制度は、簡便法により退職給付に係る負債及び退職給付費用を計算しております。
当社は、複数事業主制度の厚生年金基金制度に加入しており、このうち、自社の拠出に対応する年金資産の額を合理的に計算することができない制度については、確定拠出制度と同様に会計処理しております。
2 確定給付制度(簡便法を適用した制度を除く)
(1)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表

		前連結会計年度 (自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)		当連結会計年度 (自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)
	退職給付債務の期首残高	2,373,312	千円	2,522,792	千円
	勤務費用	180,805	千円	189,121	千円
	利息費用	11,866	千円	12,613	千円
	数理計算上の差異の発生額	24,743	千円	16,444	千円
	退職給付の支払額	△67,936	千円	△106,702	千円
	退職給付債務の期末残高	2,522,792	千円	2,634,269	千円

(2)年金資産の期首残高と期末残高の調整表

		前連結会計年度 (自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)		当連結会計年度 (自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)
	年金資産の期首残高	2,370,948	千円	2,678,625	千円
	期待運用収益	59,273	千円	66,965	千円
	数理計算上の差異の発生額	184,162	千円	65,265	千円
	事業主からの拠出額	132,177	千円	137,592	千円
	退職給付の支払額	△67,936	千円	△106,702	千円
	年金資産の期末残高	2,678,625	千円	2,841,744	千円

(3)退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資
産の調整表

		前連結会計年度 (2019年12月31日)		当連結会計年度 (2020年12月31日)
	積立型制度の退職給付債務	2,522,792	千円	2,634,269	千円
	年金資産	△2,678,625	千円	△2,841,744	千円
	連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額	△155,832	千円	△207,475	千円
	退職給付に係る資産	△155,832	千円	△207,475	千円
	連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額	△155,832	千円	△207,475	千円

(4)退職給付費用及びその内訳項目の金額

		前連結会計年度 (自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)		当連結会計年度 (自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)
	勤務費用	180,805	千円	189,121	千円
	利息費用	11,866	千円	12,613	千円
	期待運用収益	△59,273	千円	△66,965	千円
	数理計算上の差異の費用処理額	81,317	千円	38,933	千円
	確定給付制度に係る退職給付費用	214,716	千円	173,703	千円

(5)退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。

		前連結会計年度 (自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)		当連結会計年度 (自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)
	数理計算上の差異	△240,735	千円	△87,753	千円
	合計	△240,735	千円	△87,753	千円

(6)退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。

		前連結会計年度 (2019年12月31日)		当連結会計年度 (2020年12月31日)
	未認識数理計算上の差異	△88,407	千円	△654	千円
	合計	△88,407	千円	△654	千円

(7)年金資産に関する事項
①年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。

		前連結会計年度 (2019年12月31日)		当連結会計年度 (2020年12月31日)
	国内債券	23%		23%
	国内株式	24%		24%
	外国債券	12%		12%
	外国株式	24%		24%
	その他	17%		17%
	合計	100%		100%

②長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多
様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。
(8)数理計算上の計算基礎に関する事項
主要な数理計算上の計算基礎(加重平均で表わしております。)

		前連結会計年度 (2019年12月31日)		当連結会計年度 (2020年12月31日)
	割引率	0.5%		0.5%
	長期期待運用収益率	2.5%		2.5%
	予想昇給率	4.7%		4.7%

3 簡便法を適用した確定給付制度
(1)簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表

		前連結会計年度 (自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)		当連結会計年度 (自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)
	退職給付に係る負債の期首残高	54,878	千円	4,290	千円
	退職給付費用	1,739	千円	1,122	千円
	退職給付の支払額	-	千円	-	千円
	確定拠出年金制度への移行に伴う減少額	△49,834	千円	-	千円
	為替換算差額	△2,493	千円	△196	千円
	退職給付に係る負債の期末残高	4,290	千円	5,216	千円

(2)退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る
資産の調整表

		前連結会計年度 (2019年12月31日)		当連結会計年度 (2020年12月31日)
	非積立型制度の退職給付債務	4,290	千円	5,216	千円
	連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額	4,290	千円	5,216	千円
	退職給付に係る負債	4,290	千円	5,216	千円
	連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額	4,290	千円	5,216	千円

(3)退職給付費用
簡便法で計算した退職給付費用 前連結会計年度1,739千円 当連結会計年度1,122千円
4 確定拠出制度
当社及び連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度72,669千円、当連結会計年度85,079千円であります。
5 複数事業主制度
確定拠出制度と同様に会計処理する、複数事業主制度の厚生年金基金制度及び企業年金基金制度への要拠出額は前連結会計年度157,637千円、当連結会計年度169,437千円であります。
(1)複数事業主制度の直近の積立状況

		前連結会計年度 (2019年12月31日)	当連結会計年度 (2020年12月31日)
	年金資産の額	13,233,971千円	13,846,426千円
	年金財政計算上の数理債務の額と 最低責任準備金の額との合計額	18,545,343千円	18,545,691千円
	差引額	△5,311,372千円	△4,699,265千円

(2)複数事業主制度の掛金に占める当社の割合
前連結会計年度 10.6%(2019年12月31日現在)
当連結会計年度 10.9%(2020年12月31日現在)
(3)補足説明
上記(1)の差引額の主な要因は、年金財政計算上の過去勤務債務残高(前連結会計年度9,402,434千円、当連結会計年度8,776,245千円)及び別途積立金(前連結会計年度4,091,062千円、当連結会計年度4,076,980千円)であります。本制度における過去勤務債務の償却方法は期間9年の元利均等償却であり、当社は、連結財務諸表上、特別掛金(前連結会計年度107,252千円、当連結会計年度115,764千円)を費用処理しております。
なお、上記(2)の割合は当社の実際の負担割合とは一致しません。