有価証券報告書-第73期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/19 14:40
【資料】
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【項目】
133項目

研究開発活動

激動する市場ではありますが、初心に帰りT&K(Technology and Kindness=技術と真心)の精神を基本方針に、技術と真心により顧客に信頼される製品と応用技術を生かして、新しい分野の開拓を進めております。
又、海外合弁会社での現地生産化をより推進するための技術移転ばかりでなく、国内生産品と海外生産品との互換性を持たせ、複数の生産拠点からグローバルに供給可能となる体制作りを進めております。
当社のセグメントは印刷インキのみであり、当連結会計年度における各分野別の活動状況は次のとおりです。なお、研究開発費の総額は、12億65百万円であり、研究スタッフは国内90名、海外20名となっております。
(1) 主力製品について
主力製品の研究開発を進めるにあたり、「新製品開発の強化」と「現製品の性能強化」をメインテーマに掲げ、研究開発に取り組んだ結果、以下のような優位性のある製品開発と応用展開で業績向上に貢献することができました。
・スプレーパウダーレス印刷を可能にする油性枚葉インキの性能強化
・UVインクジェットプリンター用インキの新製品化
・省電力型UV照射装置に対応した各種UVインキの性能強化
・人と環境にやさしいグラビア表刷用インキの用途展開
・塗装工事の作業環境を改善する水性エポキシ樹脂および硬化剤の新製品化
(2) 新規分野について
新規分野への製品開発も順調に進行しており、以下のような機能性材料としての製品群も増加しつつあります。
・カラーフィルター着色剤の高色再現化
・各種ナノ分散製品の開発
・印刷インキの他分野(電子・自動車など)への応用展開
・各種の高機能性樹脂の開発
今後につきましては、「顧客、海外グループ会社との連携を強化した製品開発」と「環境対応製品の性能強化」を重点施策とし、新市場の開拓とシェアアップを図ってまいります。