訂正有価証券報告書-第57期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/11/25 12:00
【資料】
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【項目】
123項目

研究開発活動

当社グループは、販売戦略ターゲットに対応して、ライフサイエンス事業、電子材料および機能性化学品事業に関する研究開発を行いました。
ライフサイエンス事業、電子材料および機能性化学品事業ともに、当社グループ内において、海外子会社も含めて営業関連部署や品質保証部門等と互いに連携し、またユーザーとも相互協力を図りながら新規事業、新製品の企画開発、技術開発情報の収集等を行いました。
当連結会計年度における各セグメント別の研究の目的、主要課題、研究成果および研究開発費は、次のとおりです。なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は、4億71百万円となりました。
(1)ライフサイエンス事業
当連結会計年度の主な活動としましては、食品分野については、鶏肉用品質改良剤の上市と酸味、酸臭を低減した日持ち向上剤の開発を行いました。工業分野については、顧客ニーズの多様化に伴い、省エネ素材用各種薬剤およびコンクリート用各種表面処理剤の機能性向上に取り組み、一部上市しました。
また、収益性の高い有機酸塩類や高付加価値アミノ酸の製法および工業化を検討しました。
なお、当連結会計年度の当セグメントにおける研究開発費は、1億41百万円となりました。
(2)電子材料および機能性化学品事業
当連結会計年度の主な活動としましては、シリコンウエハー研磨および半導体CMP研磨スラリー向けの超高純度コロイダルシリカ製品分野では、粒子サイズ、形状、濃度、表面状態、硬さ等を自在にコントロールする技術をさらに発展させ、顧客ニーズにマッチした新製品の開発を行いました。また、上記技術を応用して、新規分野であるナノシリカ粉末製品分野に進出し、情報産業向け素材として新製品を上市しました。更に、新規分野の開発拠点として、神奈川県川崎市に新たに研究拠点を設置し、活動を開始しました。機能性化学品につきましては、当社のナノ粒子製造技術・設備を活かした製品開発を行っています。
なお、当連結会計年度の当セグメントにおける研究開発費は、3億30百万円となりました。