有価証券報告書-第50期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/18 9:10
【資料】
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【項目】
96項目

業績等の概要

当社グループは、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較分析は行っておりません。
(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、消費税率の引き上げ及び円安に伴う物価上昇により、個人の実質所得が減少する一方で、政府の経済政策の効果を背景に輸出関連企業を中心とした業績及び雇用環境に改善が見られる等、経済全体としては緩やかな回復基調が見られました。
当軟包装資材業界におきましては、原油価格の高騰に伴う原材料価格の値上がりや円安進行に伴うエネルギーコストの上昇等から、厳しい状況で推移いたしました。
このような状況下、当社グループのビジネスモデルである包装フィルムと液体充填機械を提供する体制のもと、販売面では液体充填機「DANGAN」シリーズ初のミドルレンジモデルとして「DANGAN ASTRON」を発売するとともに、国内外の食品及び化粧品業界等に対し、積極的な営業活動に取り組んでまいりました。また、生産面では作業改善及び内製化の推進により原価低減に努めてまいりました。
その結果、当連結会計年度の業績は、売上高は205億9百万円、営業利益は12億2百万円、経常利益は12億59百万円、当期純利益は8億26百万円となりました。
[包装フィルム部門]
国内市場においては、消費税率の引き上げに伴う駆け込み需要の反動が長期化したものの、化粧品関連の販売促進用商品が好調に推移いたしました。また、海外市場においては、北米・韓国を中心とした食品関連商品が堅調に推移いたしました。
その結果、包装フィルム部門の売上高は189億27百万円となりました。
[包装機械部門]
国内市場においては、展示会への出展及び新規顧客の開拓等、積極的な営業活動に努めてまいりましたが、消費税率の引き上げに伴う反動の影響等により弱含みで推移いたしました。一方、海外市場においては、営業活動の強化が徐々に実を結び、北米・韓国を中心とした食品関連商品が好調に推移いたしました。
その結果、包装機械部門の売上高は15億81百万円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は26億20百万円となりました。
当連結会計年度における連結キャッシュ・フローの状況は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は27億56百万円となりました。
収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益12億44百万円、減価償却費11億63百万円、未払消費税等の増加額3億52百万円であります。
支出の主な内訳は、法人税等の支払額4億58百万円、退職給付に係る資産の増加額47百万円、利息の支払額16百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は16億35百万円となりました。
これは主に、定期預金の預入による支出12億10百万円(純額)、有形固定資産の取得による支出3億26百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は15億27百万円となりました。
これは主に、長期借入金の返済による支出10億11百万円、配当金の支払額4億35百万円であります。