有価証券報告書-第49期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/19 9:17
【資料】
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【項目】
74項目

研究開発活動

当社における研究開発活動は、包装フィルムと充填機械の統合による液体包装システムの開発に力を注いでおります。特に、液体充填用フィルムについては「tlfシリーズ」の機能性をさらに高めるため基礎研究を行い、時代のニーズを的確にとらえ新製品や可能性を拓くソリューションにも積極的に取り組んでおります。また、各種製品の性能アップ、環境対応につながる新製品やリニューアル等、より付加価値を追求した商品・システムの開発を行っております。
当事業年度における研究開発活動の概要は次のとおりであります。
<新型充填機「DANGAN ASTRON」の開発>お客様の多様なニーズに幅広くお応えするため、液体充填機「DANGAN」シリーズ初のミドルレンジモデル「DANGAN ASTRON」の開発に取り組み、昨年秋に開催された2013日本国際包装機械展(JAPAN PACK2013)にて発表いたしました。
<「新フィルム」の開発>当社の液体充填包装技術・理論を結集し、環境に配慮した高機能・高付加価値の液体包装フィルムや、液体充填時のさらなる生産性向上とシール性向上を実現させるべく開発を行っております。
今後は、環境に配慮し低エネルギーで生産可能なフィルム開発や、バイオマスプラスチック等の新しいマテリアルを活用した開発にも取り組んでまいります。
<「ぷちっとパウチ」の開発>小袋包装製品につきましては、様々な商品に添付され、開封性や機能性の向上を求められる声が多くなってきております。
今後の高齢化社会を見据え、より開封を簡単にした新しい包装形態の開発に取り組み、昨年秋に開催された2013日本国際包装機械展(JAPAN PACK2013)に参考出品いたしました。
今後は、さらなる利便性の追求及び製品化を目指して開発を行ってまいります。
当社の強みであります包装フィルム・充填機械・充填技術の融合によるお客様へのフルサポートサービスを実現すべく、DANGANのインテリジェント化の開発を進めております。
今後は、さらなる機能を追加し、液体包装のトータルソリューションサービスの開発に取り組んでまいります。
フィルム分野の研究開発費につきましては、市場占有率の高い液体包装フィルムを中心に新製品の開発と改良に使用し、包装機械分野の研究開発費につきましては、フィルム販売促進に大きく貢献することから包装機械及びそれら関連する分野に使用しております。なお、当事業年度における研究開発費の総額は2億93百万円となっております。
上記金額には消費税等は含まれておりません。