四半期報告書-第88期第3四半期(平成26年10月1日-平成26年12月31日)

【提出】
2015/02/09 13:07
【資料】
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【項目】
26項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


(1)業績の状況
当第3四半期累計期間における我が国経済は、政府による経済政策および金融緩和政策等の効果が発現するなかで、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動からの回復が期待されておりましたが、未だ景気回復の実感を得るまでには至っておらず、また、海外景気減速の警戒感等もあり、依然として先行きの不透明な状況が継続しております。
このような環境下、売上高につきましては、ゴムコンパウンドの受注は堅調に推移したものの、高機能樹脂コンパウンドの受注が落ち込み、前年同期比減収となりました。利益面につきましても、売上高の減少や、それに伴う設備稼働率の低下等の影響により、大幅な減益となりました。
その結果、当第3四半期累計期間の業績は売上高7,655百万円(前年同期比3.5%減)、営業損失96百万円(前年同期は15百万円の営業利益)、経常損失103百万円(前年同期は8百万円の経常利益)、四半期純損失114百万円(前年同期は1百万円の四半期純利益)となりました。
(セグメント別の状況)
(ゴム事業)
ゴム事業全体の売上高は、ゴムコンパウンドが増収となったことにより、前年同期を124百万円上回る5,378百万円(前年同期比2.4%増)となりました。
<ゴムコンパウンド>消費税増税前の駆け込み需要の反動減があるものの、昨年の第2四半期以降、自動車関係を中心に受注が堅調に推移したことで前年同期を上回る売上高となりました。
<シート・マット>ゴムシートでは、第1四半期において受注が低調であったものの、その後建築土木関係の受注が好調に推移したことにより、前年同期並みの売上高となりました。また、ゴムマットについても、建築土木関係における粉末マットの受注が好調に推移し、前年同期を上回る売上高となり、シート・マット全体としても前年同期を上回る売上高となりました。
<成形品>クッションタイヤの受注が好調に推移したことにより、前年同期を上回る売上高となりました。
(樹脂事業)
樹脂事業全体の売上高は、主に高機能樹脂コンパウンドにおいて、受注が減少したことにより前年同期を402百万円下回る2,176百万円(前年同期比15.6%減)となりました。
<高機能樹脂コンパウンド>消費税増税前の駆け込み需要の反動の影響等により自動車関係の受注が減少し、前年同期を下回る売上高となりました。
<リサイクルナイロン等>ECX及び樹脂洗浄剤の販売は好調に推移したものの、リサイクルナイロンでの受注が低調だったことにより、前年同期を下回る売上高となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、81百万円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。