四半期報告書-第75期第1四半期(平成29年4月1日-平成29年6月30日)

【提出】
2017/08/09 14:20
【資料】
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【項目】
25項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や設備投資が改善するなど、緩やかな回復基調で推移したものの、米国の政策動向や中国経済の先行き懸念などもあり、引き続き不透明な状況で推移いたしました。
当社グループを取り巻く事業環境は、建設業界及び合成樹脂加工品業界における販売競争の激化、根強い人手不足感等により引き続き厳しい状況が続いております。
当社グループはこのような状況の下、営業力の強化と積極的な販売活動に努めてまいりました結果、当第1四半期連結累計期間の連結売上高は、46億69百万円(前期比0.7%増)となりました。
損益面につきましては、当第1四半期連結累計期間においても徹底したコストダウン及び諸経費の削減などの諸施策を実施してまいりましたが、営業利益は3億61百万円(前期比16.1%減)、経常利益は3億81百万円(前期比7.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億59百万円(前期比2.6%増)となりました。
セグメント別の状況は次のとおりです。
[合成樹脂加工品事業]
主力の建材製品は、国内床材、防水資材及び壁装用品は売上増となりましたが、住宅資材及び輸出用床材は売上減となりました。また、産業資材製品は、車両用床材及び欧米向けフィルムは売上増となりました。
この結果、売上高は45億75百万円(前年同期比0.6%増)、営業利益は2億92百万円(前年同期比18.9%減)となりました。
[不動産賃貸事業]
不動産賃貸料収入は、売上高は94百万円(前年同期比2.2%増)、営業利益は68百万円(前年同期比1.7%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末より5億6百万円減少し、209億90百万円となりました。その主な原因といたしましては、商品及び製品が1億37百万円増加したものの、現金及び預金が2億94百万円、受取手形及び売掛金が4億16百万円それぞれ減少したことによるものです。
負債の部では、前連結会計年度末より5億13百万円減少し、73億29百万円となりました。その主な原因といたしましては、支払手形及び買掛金が1億68百万円、未払法人税等が3億22百万円、賞与引当金が1億32百万円それぞれ減少したことによるものです。
純資産の部では、前連結会計年度末より7百万円増加し、136億60百万円となりました。その主な原因といたしましては、利益剰余金が63百万円、為替換算調整勘定が27百万円それぞれ減少したものの、その他有価証券評価差額金が98百万円増加したことによるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は59百万円です。