四半期報告書-第75期第2四半期(平成29年7月1日-平成29年9月30日)

【提出】
2017/11/09 14:09
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【項目】
29項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢が改善するなど、緩やかな回復基調で推移したものの、中国経済の減速懸念などもあり、引き続き不透明な状況で推移いたしました。
当社グループを取り巻く事業環境は、建設業界及び合成樹脂加工品業界における需要の伸び悩みや販売競争の激化、人手不足感等により引き続き厳しい状況が続いております。
当社グループはこのような状況の下、営業力の強化と積極的な販売活動に努めてまいりましたが、当第2四半期連結累計期間の連結売上高は、98億86百万円(前年同期比2.0%減)となりました。
損益面につきましては、当第2四半期連結累計期間においても徹底したコストダウン及び諸経費の削減などの諸施策を実施してまいりましたが、営業利益は9億21百万円(前年同期比22.3%減)、経常利益は9億49百万円(前年同期比19.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億54百万円(前年同期比17.9%減)となりました。
セグメント別の状況は次のとおりです。
[合成樹脂加工品事業]
主力の建材製品は、国内床材、住宅資材及び壁装材が売上増となりましたが、防水資材及び輸出用床材は売上減となりました。また、産業資材製品は、欧米向けフィルムが売上増となりましたが、車両用床材が売上減となりました。
この結果、売上高は96億97百万円(前年同期比2.1%減)、営業利益は7億81百万円(前年同期比25.4%減)となりました。
[不動産賃貸事業]
不動産賃貸料収入は、売上高は1億88百万円(前年同期比2.2%増)、営業利益は1億40百万円(前年同期比0.6%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末より2億86百万円減少し、212億10百万円となりました。その主な原因といたしましては、受取手形及び売掛金が1億62百万円増加したものの、現金及び預金が4億67百万円減少したことによるものです。
負債の部では、前連結会計年度末より6億91百万円減少し、71億51百万円となりました。その主な原因といたしましては、支払手形及び買掛金が1億38百万円、電子記録債務が1億34百万円、未払法人税等が1億92百万円、それぞれ減少したことによるものです。
純資産の部では、前連結会計年度末より4億4百万円増加し、140億58百万円となりました。その主な原因といたしましては、利益剰余金が3億31百万円、その他有価証券評価差額金が1億2百万円増加したことによるものです。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ4億67百万円減少し、46億27百万円となりました。当第2四半期連結累計期間に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況と原因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、2億99百万円(前年同四半期収入8億44百万円)となりました。これは主に売上債権の増加、仕入債務の減少及び法人税等の支払がありましたが、税金等調整前四半期純利益及び減価償却費によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、2億41百万円(前年同四半期支出89百万円)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、5億18百万円(前年同四半期支出14億57百万円)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出及び配当金の支払額によるものです。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1億38百万円です。