有価証券報告書-第16期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/30 10:33
【資料】
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【項目】
133項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

1. 経営成績
当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度比926億円増加して8,402億円となりました。東日本大震災の復興工事やその他災害の復旧工事が増加し、また都市部における再開発を始めとした民間建設投資が堅調に推移したことにより、国内セメント需要が増加したことから、前連結会計年度比12.4%の増加となりました。
売上総利益は、前連結会計年度比387億円増加して1,988億円となり、売上総利益から販売費及び一般管理費を控除した営業利益は、同297億円増加して704億円となりました。国内セメント需要の増加による売上高の増収に加え、米国事業の損益改善が主な要因であります。
営業外収益から営業外費用を差し引いた純額は、8億円の費用計上(対前連結会計年度比71億円の損失(純額)減)となりました。持分法による投資損益が改善したことが主な要因であります。
以上の結果、経常利益は前連結会計年度比369億円増加して695億円となりました。売上高経常利益率は8.3%(前連結会計年度は4.4%)となりました。
特別利益から特別損失を差し引いた純額は、104億円の損失計上(対前連結会計年度比47億円の損失(純額)増)となりました。減損損失が増加したことが主な要因であります。
以上の結果、税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度比321億円増加して591億円となり、法人税、住民税及び事業税、法人税等調整額、少数株主利益を差し引いた当期純利益は、同238億円増加して352億円となりました。
また、1株当たり当期純利益金額は28.67円、自己資本利益率は16.3%となりました。
事業別の売上高及び営業利益の概況については、「第2 事業の状況 1 業績等の概要」に記載しております。
2. 財政状態
当連結会計年度末の総資産は前連結会計年度末に比べ330億円増加して1兆155億円となりました。流動資産は前連結会計年度末に比べ75億円増加して3,383億円、固定資産は同254億円増加して6,772億円となりました。
流動資産増加の主な要因は繰延税金資産が増加したことによるものであります。固定資産増加の主な要因は投資有価証券が増加したことによるものであります。
負債は前連結会計年度末に比べ203億円減少して7,422億円となりました。流動負債は前連結会計年度末に比べ537億円減少して4,088億円、固定負債は同333億円増加して3,334億円となりました。
流動負債減少の主な要因は短期借入金及び1年内償還予定の社債が減少したことによるものであります。固定負債増加の主な要因は社債が増加したことによるものであります。
有利子負債(短期借入金、1年内償還予定の社債、社債、長期借入金の合計額)は、前連結会計年度末に比べ388億円減少して4,351億円となりました。
純資産は、前連結会計年度末比534億円増加して2,733億円となりました。主な要因は、為替換算調整勘定の増加や当期純利益の計上による利益剰余金の増加によるものであります。
以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末から4.2ポイント増加して23.7%となりました。1株当たり純資産額は、前連結会計年度末から39.72円増加して195.57円となりました。
キャッシュ・フローの概要については、「第2 事業の状況 1 業績等の概要」に記載しております。