当連結会計年度の研究開発活動は、技術開発研究所が中心となり、営業部門、生産部門およびグループ各社と密接な連携の下に進めております。研究開発活動の重点は、市場の要望に応えかつ当社グループの将来の柱となりうる戦略上重要なテーマに取り組むことであり、今後の発展が期待できるテーマを中心に、選択と集中により推進しております。
研究開発費の総額は486百万円であります。
セグメントごとの研究開発活動を示すと、次のとおりであります。
建設・建材事業
不燃内外装建築材料およびその製造技術の開発をはじめ、それらの化粧化技術等による高付加価値化、防耐火構造および建築工法、耐火二層管および工法、耐火被覆材および工法、交通土木関連の材料および工法の研究開発とそれらの認定取得を行っております。
当連結会計年度における主な成果は、木目調化粧けい酸カルシウム板「ステンド#400木目」、高遮音耐火間仕切壁「FPエフジーボード・G耐火60」を上市し営業に繋げたこと、また産学官連携による断熱等に係る基礎技術の推進等を挙げることができます。
当事業に係る研究開発費は240百万円であります。
工業製品・エンジニアリング事業
自動車用を主とした摩擦材・シール材および保温材、耐火断熱材、各種工業製品ならびに工業用非金属製伸縮継手等の研究開発を主に行っております。
当連結会計年度における主な成果は、特殊用途別断熱材の開発、性能改善および製造技術の開発、工業用非金属製伸縮継手の寿命延長技術の研究推進、工業用ディスクロールの開発推進等を挙げることができます。
当事業に係る研究開発費は245百万円であります。