これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は2,093億69百万円(前年同四半期連結累計期間比16.7%減)となりました。
損益面においては、原燃料価格の高騰等によりコストが上昇する中、低調な需要が継続し、製品価格の改定等によるコスト回収が想定を下回りました。また、当第3四半期連結会計期間の営業損益はFPD用ガラスの事業構造改革により改善を示しましたが、FPD用ガラスやガラスファイバを中心とした稼働率低下が損益に影響を及ぼし、65億46百万円の営業損失(前年同四半期連結累計期間は232億54百万円の営業利益)を計上しました。営業外収益として海外子会社の借入に係る債権債務の評価替えによる為替差益等がありましたが、営業損失を補うには至らず、20億72百万円の経常損失(前年同四半期連結累計期間は346億53百万円の経常利益)を計上しました。また、受取保険金や特別修繕引当金戻入額、投資有価証券売却益等を特別利益に計上する一方、ディスプレイ事業とガラス繊維事業の構造改善費用等を特別損失に計上したことにより、162億31百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失(前年同四半期連結累計期間は291億85百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)を計上しました。
なお、当社グループ(当社及び連結子会社)のセグメントは、ガラス事業単一です。
2023/11/13 9:11