有価証券報告書-第114期(平成25年1月1日-平成25年12月31日)

【提出】
2014/03/28 13:59
【資料】
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【項目】
131項目

研究開発活動

当連結会計年度の研究開発活動は、「他社を差異化する製品および技術・サービスを開発提供し、企業価値を高め、豊かな社会の創造に貢献する」という経営理念のもと、絶対優位な新技術の開発を研究開発方針と位置付け、研究部門・製造部門及び営業部門が一体となって諸課題の推進に邁進してまいりました。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は213百万円であり、事業部門別の研究開発活動及び成果は、次のとおりであります。
合金鉄事業におきましては、SLPフェロマンガンの原料である焙焼鉱自製化に関する技術開発、マレーシアにおける合金鉄生産プロジェクトへの技術支援を行いました。また、既存の工程改善に資する取組み及びフェロマンガンの主原料である鉱石、コークスの特性評価等を行い安定操業とコスト低減を支援しました。
機能材料事業におきましては、屈折率改良材用、電子材料用、自動車排ガス触媒用等、各種用途向け酸化ジルコニウムの新商品の開発に取り組んでいます。リチウムイオン電池(LIB)の正極材料であるマンガン酸リチウムの開発については、更なる高容量・高寿命化、生産性向上の研究を行っています。
環境システム事業におきましては、クロム、ほう素資源リサイクル事業に関する顧客の要望に迅速に応えられる各種試験・研究を続けております。NEDOの省水型・環境調和型水循環プロジェクトに参加し、産総研が開発した吸着材を活用したほう素吸着・回収・再利用システムの開発を行っております。用水系事業では、燃料電池用小型純水製造機の構築に向けた研究を進めております。