有価証券報告書-第116期(平成26年12月1日-平成27年11月30日)

【提出】
2016/02/24 15:01
【資料】
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【項目】
138項目

研究開発活動

当連結会計年度の研究開発費の総額は、425,509千円であり、研究の目的、主要課題、研究成果等は下記の通りであります。
(1) 産業用機能フィルター・コンベア事業
製紙用網ならびに不織布製造用網分野では、顧客の付加価値増大をキーワードとして開発に着手した新製品FUJIシリーズおよびSPUNPROシリーズが業績向上に大きく貢献しております。これらの結果を基に、今後も更なる高次元の新製品開発を推進してまいります。工業用金網ならびにコンベア分野では、顧客ニーズを反映した新しいタイプのコンベアベルトとふるい分け用スクリーンの開発に注力しました。早期の完成と市場投入を目指します。高機能吸着材分野では、既に上市している金属吸着カートリッジフィルターの拡販に努める一方で、実地評価に基づいた有価金属回収システムの開発を進めております。また、におい吸着繊維についてもモニター評価等を行い、高機能消臭マスクやインソールの原反販売を開始しております。
当セグメントにおける研究開発費の金額は231,463千円であります。
(2) 電子部材・フォトマスク事業
フォトマスク分野においては、ガラス加工技術および高精細パターン技術を応用した高付加価値製品の開発・販売を継続しております。またウエハープロセスの支援を目的とした高付加価値製品の開発も進めております。その他電子部材においては、フォトリソ技術を活用した大型・中型タッチセンサー関連部材の製品開発および複合加工技術による個別半導体後工程の支援を目的とした高付加価値製品の技術開発を進めております。
当セグメントにおける研究開発費の金額は82,349千円であります。
(3) 環境・水処理関連事業
環境・水処理関連分野では、プール運営管理における使いやすさとコストを追求した次世代プールシステム「スマートアクア」の高機能化を図るため、更なる開発・改良を進めています。また多様な顧客ニーズに対応すべく、コスト面を追求したプール用新型ろ過装置の開発も推進しております。
当セグメントにおける研究開発費の金額は7,683千円であります。
(4) 全社(共通)
総合研究開発室は、再生可能エネルギーを活用して飲料水と電源を供給する災害時対応製品を上市すべく、製品開発を進めております。また、様々な用途で使用される水の殺菌分野において、塩素等の薬品を使用しない環境にやさしい殺菌システムの研究開発も推進しております。
当セグメントにおける研究開発費の金額は104,012千円であります。