有価証券報告書-第58期(平成25年3月1日-平成26年2月28日)

【提出】
2014/05/26 10:21
【資料】
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【項目】
113項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の積極的な金融・財政政策によって円安・株高が進み、企業業績や家計の改善に波及したことから緩やかに回復しました。また、海外も米国を中心に持ち直し基調となりました。しかし、米国の金融戦略や中国を初め新興国経済の減速、ウクライナ情勢の混迷など、各地域で抱える諸課題が多いことから不透明感が拭えない状況となりました。
当社グループの主要取引先である自動車業界では、一昨年実施されたエコカー補助金の反動減で前半は生産が低調となりましたが、9月以降は内需に持ち直しの動きがみられ、消費税増税前の駆け込み需要も奏功したため堅調となりました。しかし、自動車各社は海外への生産シフトを引き続き強化しており、国内の自動車生産は不透明な状況になっております。
こうした状況のもと、当社では、全社をあげて生産性の向上、徹底した原価低減に取り組んでまいりましたところ、売上高は前連結会計年度に比べ、1.6%増収の11,955,309千円となりました。
利益面におきましては、営業利益は、前連結会計年度に比べ、0.5%増益の850,110千円、経常利益は0.4%増益の1,066,950千円、当期純利益は8.2%増益の654,371千円となりました。
なお、当社グループの事業は単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ361,290千円減少し、2,565,136千円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、882,204千円の収入(前年同期に比べ369,873千円の収入減少)となりました。その主な要因は、税金等調整前当期純利益1,038,155千円や法人税等の支払額492,062千円などであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、776,599千円の支出(前年同期に比べ525,587千円の支出増加)となりました。その主な要因は、投資有価証券の取得による支出235,840千円や有形固定資産の取得による支出265,011千円、関係会社出資金の払込による支出279,600千円などであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、593,295千円の支出(前年同期に比べ446,206千円の支出増加)となりました。その主な要因は、長期借入金の返済による支出471,570千円などであります。