有価証券報告書-第46期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/29 10:56
【資料】
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【項目】
77項目

業績等の概要

(1)業績
当事業年度における世界経済は、アジア新興国における景気低迷と、英国の欧州連合(EU)離脱決定、米国新政権移行の影響等が徐々に顕在化するなど、景気回復が不透明な状況が続きました。
一方、国内経済は、全般として所得・雇用の改善によって緩やかな景気回復が続いておりますが、当社業績に影響を与える民間非住宅建築投資等は依然として高水準を保ちながらも、伸び率に陰りが見え始め、横ばい状態に近い形で推移いたしました。
このような経済状況のもと、当社は今年度の重点推進課題として以下の項目を掲げ、全社一丸となって課題解決に向けた取り組みを推進いたしました。
①製品品質の向上
②生産性・利益率の向上
③「常に学び 研究し 創造する人材」の育成
こうした取り組みの結果、当事業年度の売上高は53億10百万円(前年同期比2.6%減)、営業利益は2億81百万円(前年同期比30.5%減)、経常利益は2億84百万円(前年同期比28.9%減)、当期純利益は1億98百万円(前年同期比19.3%減)となりました。
なお、当社はサイン製品事業の単一セグメントであるため、セグメントの業績については記載を省略しております。
(2)キャッシュ・フロー
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動による収入、投資活動による支出、財務活動による支出の差引の結果、前事業年度末に比べ35百万円の増加となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の営業活動の結果得られた資金は3億17百万円となり、前事業年度と比べ51百万円減少しました。この主たる要因は仕入債務の減少額が20百万円(前事業年度は37百万円の増加)であったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の投資活動の結果使用した資金は30百万円となり、前事業年度と比べ53百万円減少しました。この主たる要因は有形固定資産の取得による支出が68百万円(前事業年度は52百万円)生じたことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の財務活動の結果使用した資金は2億50百万円となり、前事業年度と比べ2百万円増加しました。この主たる要因は有利子負債の減少額が1億69百万円(前事業年度は2億8百万円)であったことによるものであります。