有価証券報告書-第64期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/25 10:51
【資料】
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【項目】
106項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度における当社グループの業績は、売上高が前年同期比34億69百万円(15.4%)増の260億68百万円、営業利益が同10億84百万円(31.1%)増の45億68百万円、経常利益が同12億33百万円(33.7%)増の48億89百万円、当期純利益が同8億55百万円(39.3%)増の30億30百万円となりました。
なお、セグメント別の状況につきましては、以下のとおりであります。
① 溶射加工
溶射加工においては、スマートフォンの普及を追い風に半導体・液晶分野の受注が大幅に拡大したほか、産業機械分野でも高速鉄道用ベアリング等の加工が好調に推移し、当セグメントの売上高は前年同期比28億52百万円(17.5%)増の191億76百万円、セグメント利益(経常利益)は同11億56百万円(43.4%)増の38億22百万円となりました。
② PVD処理加工
PVD処理加工の売上高は、切削工具・建機関連の受注が好調に推移したことなどから、前年同期比1億22百万円(6.7%)増の19億49百万円となり、セグメント利益(経常利益)は同91百万円(39.4%)増の3億23百万円となりました。
③ その他
TD処理加工の売上高は、自動車用金型向け加工の受注が減少したことから、前年同期比55百万円(5.9%)減の8億80百万円となりました。
ZACコーティング加工の売上高は、大型の受注案件が獲得できず、前年同期比7百万円(1.7%)減の4億48百万円となりました。
PTA処理加工の売上高は、鉄鋼圧延ライン部材等や自動車部品向けの加工が増加し、前年同期比31百万円(7.8%)増の4億27百万円となりました。
海外連結子会社の売上高合計については、半導体・液晶関係を取り扱う漢泰国際電子股份有限公司と東賀隆(昆山)電子有限公司が好調に推移するなど、全海外連結子会社が増収を達成し、前年同期比5億26百万円(19.8%)増の31億85百万円となりました。
以上の結果、溶射加工、PVD処理加工以外のセグメントの売上高の合計は、前年同期比4億94百万円(11.1%)増の49億42百万円、セグメント利益(経常利益)の合計は、同36百万円(6.2%)増の6億23百万円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ16億82百万円減少し、59億63百万円となりました。
なお、当連結会計年度における各活動別のキャッシュ・フローの状況は、以下のとおりであります。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における営業活動の結果得られた資金は、前連結会計年度比10億80百万円(31.2%)増の45億45百万円となりました。
収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益48億41百万円、減価償却費14億40百万円、仕入債務の増加額7億32百万円であり、支出の主な内訳は、売上債権の増加額11億03百万円、たな卸資産の増加額3億17百万円、法人税等の支払額14億58百万円であります。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における投資活動の結果使用した資金は、前連結会計年度比47億11百万円増(27.6倍)の48億88百万円となりました。
支出の主な内訳は、定期預金の預入による支出50億87百万円、有形固定資産の取得による支出29億57百万円、有価証券の取得による支出30億00百万円であり、収入の主な内訳は、定期預金の払戻による収入52億17百万円、有価証券の償還による収入10億00百万円であります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における財務活動の結果使用した資金は、前連結会計年度比13億10百万円増(8.9倍)の14億75百万円となりました。
支出の主な内訳は、長期借入金の返済による支出5億64百万円、配当金の支払額7億96百万円であります。