有価証券報告書-第47期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/25 9:07
【資料】
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【項目】
115項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度における、当社グループの主要顧客業界である国内自動車産業では、ASEAN市場減速の影響はあったものの、中国市場向けが復調したことや北米市場が堅調に推移したことに加え、国内販売台数も増加傾向になったことなどから、国内外の生産台数が年度途中より増加傾向に転じました。一方、平成26年4月から実施される消費税引き上げによる影響が懸念されており、先行きについては不透明な状況になっております。
このような状況のなか、ネットシェイプ事業では、下半期に金型部門における売上高が増加したことに加え、精密鍛造品部門のエアコン用スクロールコンプレッサー部品が堅調に推移いたしました。その結果、ネットシェイプ事業の売上高は、71億7千万円(前年同期比17.2%増)となりました。
アッセンブリ事業では、欧州自動車市場の停滞やVGターボチャージャーのモデルチェンジの影響があったものの、特定機種のVGターボチャージャー部品の売上高が堅調に推移したことから、アッセンブリ事業の売上高は53億9千8百万円(前年同期比3.2%減)となりました。
フィルタ事業では、中国向けなど大口の輸出製品の売上高が増加したことから、フィルタ事業の売上高は17億3百万円(前年同期比16.9%増)となりました。
以上の結果、連結売上高は過去最高となる142億7千2百万円(前年同期比8.5%増)となりました。
損益面におきましては、全事業において、経常利益ベースで増益となったことにより、営業利益13億6百万円(前年同期比46.3%増)、経常利益は13億3千2百万円(前年同期比29.3%増)、当期純利益8億9百万円(前年同期比44.2%増)と過去最高益となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ4億4千2百万円増加し、18億3千万円となりました。これは、現金及び現金同等物の増加額2億8千7百万円、新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額1億5千4百万円によるものであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は23億6千6百万円(前年同期比47.1%増)となりました。これは、主に税金等調整前当期純利益13億1千4百万円、減価償却費7億6千4百万円、仕入債務の増加額2億4千7百万円の増加要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は10億6千4百万円(前年同期比5.8%増)となりました。これは、主にネットシェイプ事業用設備の更新等、有形固定資産の取得による支出12億5百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は10億5千6百万円(前年同期比42.1%増)となりました。これは、主に長期借入れによる収入12億円より、短期借入金の純減少額3億3千9百万円、長期借入金の返済による支出17億1千1百万円、配当金の支払額1億4千4百万円を差し引いた結果によるものであります。