有価証券報告書-第181期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/27 13:40
【資料】
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【項目】
158項目

研究開発活動

当連結会計年度の研究開発活動は、「独自技術で差別化したブランド力のある製品」、「顧客の期待を上回る魅力ある製品」、「顧客の抱える課題を解決し、顧客の事業活動をより付加価値の高いものにする製品」を目指した製品開発を行いました。当連結会計年度に支出した研究開発費の総額は188百万円であります。
セグメント別の研究開発活動を示すと、次のとおりであります。
工作機械関連
・工作機械関係
当社の要素技術研究・ノウハウを駆使し「止まらない機械」をコンセプトにした「#40横形マシニングセンタ」のラインナップの拡充を進めています。また、#30立形マシニングセンタを「設計・調達・生産の一気通貫」で研究し、統廃合によるローコスト化を進めています。
ラインメーカとしてのノウハウを基にした当社独自の「IoT」の研究を進めています。
要求される加工能力・精度を満足するマシニングセンタを開発する為の要素技術研究を進めています。
・電子機械関係
コンデンサ製造に関連する技術の研究を進めています。
仮積層機のシリーズの充実を進めています。
・空油圧機器関係
チャック関連製品では、複合加工機のAJC(オートマチック・ジョー・チェンジャー)に対応する「ジョー交換システム」の開発を進めています。システムは、旋盤メーカ向けと、ロボットによる交換を想定した一般ユーザ向けの2システムを開発中です。
シリンダ関連製品では、「電動シリンダ」の基礎研究を進めています。
以上の研究開発費の金額は、87百万円であります。
火器
防衛省関連製品では、命中精度・操用性・耐環境性を向上させた将来の小火器の試作品を設計・製造し、機能性能の検証を進めています。
民用銃関連製品では、「リムファイヤ」弾薬のライフル銃を開発しました。
研究開発費の金額は、36百万円であります。
特装車両
路面清掃車では、安全性向上を目的とした「IoT技術」の研究を進めています。
パワースイーパーでは、環境に配慮した市街地向けの電動式小型スイーパー「タウンスイーパー」の開発を進めています。また、操作の電動化等、自立走行のための基礎研究を進めています。
研究開発費の金額は、3百万円であります。
建材
ビル用サッシ関連製品では、高断熱化製品に関する研究を進めています。
防水関連製品では、防水機能を有する「自動ドア」を開発し、設計検証及び妥当性確認を行いました。
研究開発費の金額は、61百万円であります。